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早稲田大学 社会科学部合格 男子
流儀 其の二十五 11,12月編

この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと

現役の時には結構な時間を割いたにもかかわらず英語や国語の得点が伸びず、この時期にはもう浪人を覚悟していました。こんなことならもっと日本史の勉強に時間を使っていればよかったと絶望的な気持ちでした。日本史で大学に受かるわけではありませんが、点数が伸ばせるなら他教科よりも日本史を優先した方がいいとおもいます。

浪人の時には、記述模試で日本史偏差値80をとって自信もありましたが、逆に少しでも知らないところが出題されてできないとかなり不安になってしまいました。サクナビを信頼し、学力もついていたのですから、できなくても不安にならず、時には切り捨てるくらいの気持ちがもてればよかったとおもいます。

この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか

現役の時には復習はほとんどできていませんでした。全部が中途半端になっていました。

浪人の時には1学期の復習はかなりすんでいて5周くらいはしていたとおもいます。1学期の復習と並行して2学期の範囲の復習も行っていた。江戸時代は文化史を含め一番嫌いな時代であったので覚えるのに苦労しました。ですが現役時の反省で文化史は後回しにすると手遅れになるとわかっていたので、風呂にはいっているときなど、とにかく空いている時間を有効に使って徹底的に復習していました。土屋先生も授業中何度も勧めますが、苦手や嫌いな時代こそ土屋先生の音声教材を利用したほうがいいとおもいます。夏期は土屋先生の戦後史をとっていたのでその復習も並行してやっていました。戦後は手薄になる受験生が多いと思うので逆にチャンスだと思ってしっかり学習していました。

冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想

『早大日本史予想問題演習』を受講しました。この講座を選んだのは講座名にひかれたのと、講座を取って少しでも多くの情報を得ようと思ったからです。実際に受講してみると学部別の傾向や予想、早稲田のレベルと同一の予想問題の解答・解説があり、かなり役に立ちました。土屋先生の予想も7割がた的中していました。その年の社学の史料が的中していたときには受験会場で背筋が寒くなったほどです。また、そうした授業を受けることで気持ち的にも他の受験生よりかなりアドバンテージを得ることができたと思います。

僕は日本史の成績がかなり上がっていたこともあり多くは受講しませんでしたが、冬期講習には近現代史を中心とした土屋先生の講座が多く設置されています。現役の方は限られた時間を利用するなら近現代テーマ史や正誤問題対策など受講したほうがいいとおもいます。

サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと

僕はサクナビをコピーせずにそのまま書き込んでいたので書き込む場所が少なく、清書もできず少し使いずらかったです。現役、浪人時と2年間やることでその不便は解消されましたが、土屋先生の授業を受ける人は、後から書き込む箇所が大きくなるようにサクナビをA3に拡大コピーして授業を受けた方がいいです。

模試の成績はどうであったか。その成績は以前に比べあがっていたか

現役時には偏差値は55程度で少し下がってしまいました。全体的に学習が追いついていなかったのが原因です。
浪人時には偏差値は69でした。細かいところをもう少し覚えていればもう少し高得点が取れたと思います。

日本史に関する流言飛語について

新聞に、日韓関係に注意とかいてありました。まったく信じませんでした。

受験生への応援メッセージ

この時期は誰でも不安にな ってしまうとおもいます。残された時間を考えてあまりにもやるべきことが多くて余計に不安になってしまうきもちはよくわかりますが、ある程度の思い切りも大事だとおもいます。優先順位をしっかり考えて学習するのが良いと思います。

勉強をしていて失ってしまった自信はやはり勉強をして取り戻すしかないと思います。月並みの言葉ですが、最後まで絶対にあきらめずに自分のことを信じ切って頑張ってください。そして是非第一志望合格を掴み取ってください。応援しております。


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