早稲田大学 社会科学部合格 男子
流儀 其の二十五 9,10月編
夏に日本史を学習した反動やその克服法
現役の時は、夏期の講習をとらなかったにもかかわらず、すでに終わっている時代の復習もできずに2学期になってしまいました。ですがそこまで危機感が芽生えることもなく、きっと間に合うだろうという安易な考えでいました。その結果その遅れを取り戻すことはできませんでした。正直、時間がないという言い訳を使って夏期講習をとらなかったわけですが、テーマ史や文化史などを受講しておけばすでに終わっている時代の復習にもなったとおもいます。長い休みの時期のペースメーカーとしての講習の必要性を今感じています。
浪人時は、音声教材などをフル活用して9月の中旬には日本史の全範囲を1周するペースで進めていたのでむしろ精神的にもかなり余裕がありました。そのおかげで日本史においてかなりに自信をもつことができ、他の科目の勉強においてもよい影響を与えました。
1学期までの復習は終わっていたか
現役時代の頃を中心に書きます。現役時には、1学期の復習は十分におわっているとはいえない状況でした。あれほど土屋先生に言われていた文化史を後回しにししたため苦手意識をもってしまいました。自分が苦手だからこそ、早くからその克服に取り組んでいれば、自信がついただろうとおもいます。土屋先生の音声教材を十分に活用していなかったことも原因です。つまり僕は1学期に積み残し(1学期の既習箇所)を夏休みの間に消化することができなかったのです。結局僕は浪人したのですが、少しの積み残しが最終的に命とりになってしまうので毎回毎回できるかぎり完璧に復習をするべきだったとおもいます。そのためには土屋先生に与えられた教材を何度も反復してやり抜くことです。浪人時はそうした反省のもとに9月に下旬までに日本史の全範囲を1周おわらせることができました。勉強に余裕も生まれすべてが好循環となりました。
夏期講習の復習と問題演習の是非
現役の時には市販の一問一答をやっていました。単純な語句補充には対応できましたが十分ではなく、サクナビにある語句を音声教材を使って覚えた方がはるかに効率がよいとおもいました。一問一答は独立した単語を覚えるにはいいのですが、単語どおしのつながりや流れがわからないので論述や正誤問題に適応する力はつきません。サクナビはそうしたことを見越してまとめられたものなので最初からサクナビだけ勉強しておけばよかったとおもいます。
2学期の学習と1学期の学習の兼ね合い
先ほどから何度も書いていますが、現役の時には1学期の復習にはほとんど手がまわらなかったです。 浪人の時は、この時期には1周おわっていたので、1学期の最初の範囲から順番に1日3時間くらいは復習していました。土屋先生が授業で何度も1学期の範囲(江戸時代の前半)は夏休み中に完璧にしておくとその後の日本史の勉強が楽になるとはこうゆうことかとおもいました。2学期は1学期にやったとろこを忘れないようにしつつ、2学期の内容も覚えなければなりません。すでに教わったところをできるだけ早く完璧にすることが大切です。音声教材を最大限利用しましょう!
近現代の学習について
現役の時には近現代史の文化の量が多いことにとまどいました。近現代史は、江戸時代前までに比べて語句の量は多くないのですが、初めて勉強するところが多く、経済史など原理をしっかり理解していないと正誤問題など解答できないこともあります。現役の時にはサクナビの書き込みをしっかり勉強できませんでしたが、浪人になってからしっかり内容を把握して勉強したので近現代史を得点源にすることができました。また、現役の時には時間がないわけですから音声教材などを使って空き時間や通学時間をもっ有効的につかうべきでした。
この時期にサクナビ学習で役立ったこと
効率よく学習できるので他の教科に勉強時間が割けたことです。また、役に立ったことではありませんが、浪人時に記述模試で偏差値80を取ったことでサクナビ学習に自信がもてました。
模試の成績
現役の時はサクナビを活用できず偏差値55くらいで夏前より下がってしまいました。浪人の時は安定した成績で、マー ク模試では偏差値65で夏前と変わりありませんでした。
他の受験生のこの時期の文化史の学習
周りの人はあまり文化史をやっているようにはみえませんでした。面倒くさがって先延ばしをしていた印象です。
他の受験生は日本史学習をどのように進めていたか
あいかわらず山川出版の教科書を隅から隅へとひたすら覚えていたようです。本当に効率が悪い勉強をしていたと思います。また、今思えばサクナビなどの効率がいい教材がありながらも現役時にそれが十分活用できなかったことには多少悔いがのこりました。
センター試験を受験するつもりであったか
現役時にはセンター利用の仕組みがあまりわかっておらず軽視していましたが、浪人時にもう一つの塾の先生にセンター利用の重要性を教えていただき、センター利用で滑り止めをおさえようとおもっていました。