早稲田大学 政経学部合格 男子
流儀 其の十九 7,8月編
夏期講習の受講講座と講座を受講した理由、経緯
1学期には通年の「コンプリート日本史」とオリジナル単科「日本史の戦場 近現代特別講義」を受講していたので、江戸時代の後半は自習とし、夏期講習として「日本史の戦場 戦後史の完全攻略」と「日本史の戦場 政治・経済・外交テーマ史」、「日本史の戦場 正誤問題の克服(前近代)」を受講しました。
戦後史に関しては、現役生がそのまま学校の授業を受けていると必ずと言っていいほど「なかったこと」にされ、しかもそれがセンター1カ月前という不安と恐怖があったので、夏に「必ずすべてやってくれる」土屋先生の戦後史の講座を受講することを決めました。テーマ史は1学期の知識をより厚くするためするために、正誤問題の克服の講座は受験校で多く出題されることから、受講を決めました。
浪人した年には、年間を通じて土屋先生が担当していた通年の選択科目「早慶日本史問題演習」を受講し、また、夏期の正誤問題のテキストの復習を徹底的に強化していました。
1学期のサクナビの復習は8月までに終わっていたか
奈良時代と中世(というより、ほとんどの時代)の学習には抜けを感じていました。自分は国語にかなりの苦手意識があったので、それと他教科との学習のバランス配分には苦労しました。文化史はその時代の政治史が終わるごとに必ず連続して行うことで、時代背景とともに学習することができるので、このスタイルは崩さないように行いました。気分転換にカラーの図版を開いて軽く目を向けたりもしました。
1学期のコンプリのサクナビと講習講座のサクナビの連動性
戦後史は1学期の「日本史の戦場」の、テーマ史は「コンプリート日本史」の延長としてスムーズにつなげることができました。土屋先生の講座は通年授業や1学期の授業と組み合わせるせることでさらに効果的かつ効率的な学習ができるようになっているのだと思います。受講中に発見した弱点は、1学期のサクナビに戻って補強しました。
周りの受験生は日本史における夏期講習をどのように考えていたか
他予備校だと、日本史の講習時間割が他の教科と重なってしまったりして、他校舎へ長距離の移動を強いられたり、どちらかの授業を諦めたりしなくてはならない人もいました。これは大切な時期であるにもかかわらず、大変効率が悪いと思います。土屋先生が出講している代々木ゼミナールではフレックスサテライン(録画再放映授業)を活用することができるので、夏の時期の貴重な時間を有効に使えるのではないかと思いました。なお、友人の間では日本史の史料は忘れ去られてしまっていました…。難関私大では史料は頻出ですのでこれはとても危険なことです。
夏の暑さ対策
浪人のとき(2011年度)は節電の最中であり、人口密度の高い予備校の自習室ではだんだんと集中力が下がっていきました。そのため、風通しのよい自宅で勉強する時間が大幅に増えました。
夏に受けた模試の成績
早大プレでは正誤問題が壊滅的であり、できなかった問題が単なる知識の欠如によるものなのか、流れの理解の欠如によるものなのかに分けて検証しました。間違えた問題は必ず検証しましょう。サクナビに載っていない知識に関しては「できない問題」とし、あくまで基礎の習得を復習時においても基本としました。
スランプはあったか。どのようにして乗り越えたか
浪人のときは暑さのせいもあって昼前に自習室に行くこともしばしばありました。対策として、「対面授業ならばなるべく午前中の授業を入れる」「対面授業が午後からならばフレックスサテラインを1限に入れる」「各週にまんべんなく授業を入れる」といったことを行いました。ぜひ夏からこのような受講の仕方をすることをおすすめします。
受験校は決まっていたか。いつぐらいから決めていたか
家族に早稲田大学卒が多く、影響を受け高1の時から早稲田大学を志望していました。
ストレス解消(息抜き)にやっていたこと
早稲田のオープンキャンパスに行きモチベーションを高めました。他には音楽を聴いたり、たまに帰り道にCDショップに寄り道したりしました。また、高校の友人と1学期同様食事に行ったりもしました。予備校で知り合った人もいますが、自分の勉強に関係ない無駄絡みには応じないように気を付けました。はっきりいって受験期には何の役にも立ちませし、時間の無駄です。自分の立場を考えて行動したほうがいいと思います。