早稲田大学 政経学部合格 男子
流儀 其の十九 9,10月編
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夏に日本史を学習した反動やその克服法
現役のときよりも、記憶の強い浪人のときの勉強を中心に書きます。
英語や国語と違い、日本史に関しては時期によって難易度が変わることはないので、いつでもサクナビを開いて全時代をまんべんなく復習しました。この時期こそ無理してレベルの高い語句を覚えたくなるものですが、それは抑えてとにかく基礎の徹底です。再度、ここで重要なのが、「まんべんなく」やることです。入試問題は様々な時代が入り組んで作成されているので、知識に偏りがあっては解答ができません。
1学期までの復習は終わっていたか
文化史の知識がだんだんと薄れてしまいました。確かに、自分の志望学部では文化史が好んで出題されるわけではありませんが、出てしまってはおしまいです。上記のように、偏りなく学習することを心がけてください。
古代の天皇とその政治についてはなかなか覚えることができず、かなり無理矢理に語呂(主に下ネタ(笑))を付けて覚えて行きました。はっきり言って、下ネタはかなり使えます。
夏期講習の復習と問題演習の是非
夏期講習のテーマ史の復習は冬になってしまったのですが、戦後史と正誤問題に関しては、1学期のサクナビと同様に復習を進めることができました。
問題演習に関しては、夏期講習の正誤問題のテキスト(浪人時は「早慶日本史問題演習」のテキストも)を問題週代わりにして、受験校の(受験しない他学部も含めて)過去問を使って問題のレベルに合わせて行きました。「明らかな難問を見極めて、諦める」という練習には有効であったと思います。土屋先生が担当する「早慶日本史問題演習」ではこうしたことを徹底して行なっています。他教科がかぶっていなければこの講座を受けたほうがいいと思います。
2学期の学習と1学期の学習の兼ね合い
「コンプリート日本史」と「日本史の戦場」の併用で現役の夏期の時点で通史を一通り終わらせることができたので、2学期は時代順に、英語(1時間)と国語(2時間)の合間を使って学習しました。
浪人のときも同様で、英語と国語の合間を縫って時代順に行ったり来たりしていました。電車に乗る時も、休み時間も、寝る時もサクナビを開いていました。自習室でサクナビを開いてずっと固まっている人を見かけましたが、自習室では英語や国語など、暗記よりも解くことがメインの科目を優先すべきなのではないかと思い、このような学習スタイルになっていきました。
近現代の学習について
経済が絡む分野は、何度か録音を聴いて仕組みから理解していきました。また、覚えにくかった政党の変遷については、自分で色分けして覚えて行きました。
この時期にサクナビ学習で役立ったこと
近現代史において、政治と経済の密接なつながりに興味を持ち、「早稲田の政経で学びたい!」という希望を強く抱くようになりました。残念ながら1年生は数学との格闘ですが。
模試の成績
模試の結果は、ほぼ横ばいでした。しかし、浪人時にはそれが原動力となって冬期の模試での成績上昇につながりました。
他の受験生のこの時期の文化史の学習
まわりではほとんど文化史は「なかったこと」にされていました。文化史は夏に集中的にやるだけではすぐに忘れてしまいますから、継続的に直前期まで復習をやってください。直前にあせらずに済みます。しかも、繰り返すほどに簡単な知識であっても他の受験生と差をつけることができます。
他の受験生は日本史学習をどのように進めていたか
他の予備校に通っていた日本史オタクの友人は、知識を羅列し、レベルの高い知識もかなり含まれているテキストを使っていました。確かに、日本史がオタクレベルであれば全く問題はありませんが、苦手意識のある自分には恐ろしいテキストに見えました。
センター試験を受験するつもりであったか
センター利用でいくつかの大学を受験する予定でした。センター試験の概略は学校で説明されましたが、受験校に関しては学校だけでなく、代ゼミの職員に相談したり、チューターの経験談を参考にして決定しました。センターの日本史の過去問はかなり効果がありますが、センター利用に関しては「受かったらいいなあ」程度にして、秋期は一般入試を意識した勉強を優先すべきだと思います。
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