早稲田大学 政経学部合格 男子
流儀 其の十九 5,6月編
サクナビの効率性と受験勉強への影響
サクナビの一番の強さは、プリント(ノート)の見開きで大きく時代やテーマがまとまっているところだと思います。流れで覚えるテーマは年表、まとめて覚えるテーマはボックスで囲ってあり、学習の指針を立てることができました。また、都市の変遷や系図を見る際にも、すべてサクナビに載っているので、わざわざ本を開かず、すぐに確認して暗記することができました。そのため、復習をする際も、まず時代の大きな枠組みを見てから細かな年号の暗記へと入ることができ、一問一答型の知識問題だけでなく、流れを問う正誤問題の攻略へとつながりました。
また、問題演習等を通じて得た汎用的な知識(主に正誤・論述問題用)に関しては、専用のボールペン(オレンジ)を使って書き込んで注意を喚起しました。
サクナビ学習の影響は、日本史にとどまらず他教科にも及びました。ほとんどの情報をテキストに書き込むという勉強スタイルです。英語と国語のテキストには余白があるので、そこに知識をメモして、他の情報は本文にどんどん書き込んでいくのです。書ききれなくなったら、ルーズリーフをちぎって貼り付けます。かなり話題はそれましたが、この「情報整理術(笑)」は直前期まで効果を持ちました。
サクナビ学習の効率性以外に感じたこと
土屋先生の授業では、テキストへの書き込み指示が各々の志望校別(大学別、学部別)に分かれているので、その人の志望校や志望学部に合ったノート作りの土台となります。先生の史料参考書『眠れぬ夜の土屋の日本史 史料と解説PREMIUM』も同様にレベル分けがされており、さらに自分自身で行なう問題演習からの情報を書き込んでいくことで、いわゆる「自分だけの参考書」とすることができました。
受験勉強でスランプがあったか。そのスランプをどう乗り越えていったか
ゴールデンウィーク後(そもそも予備校に休みは無い)にモチベーションが低下することはなく、普段通りの学習を進めることができました。浪人のときも同様で、普段通りに授業の予習、復習に取り組みました。息抜きは模試のない日曜日などに高校の時の友達と食事しに行ったりして行うことができました。それでも帰ったら何かしらの勉強をすることで、自分が受験生であるという自覚をもつように心がけました。友達と食事している最中でも、必ず勉強している人がいるのです。
日本史の成績はどう推移したか
この時期のセンター模試の偏差値は60台を切ることはありませんでした。日本史は問題そのものの復習よりも、間違えた問題はあくまでもサクナビを基本として検証と確認を行い、サクナビを軸とした弱点(記憶定着の弱い時代など)の克服を心がけました。
受験と親
下ネタを話題にすることは多かった気がします(笑)
他の受験生の勉強法
学校の日本史の授業中には、ほとんどが一問一答を開いて内職をしていました。一問一答は知識の確認には有効ですが、それ単体での学習はあまり効果が上がるとは思えません。詳しくは土屋先生のホームページの難関私大現役生日本史合格術のページを読んでみて下さい。
マイブーム
冷やしたコーヒーを水筒に入れて持ち運んでいました。さすがにやりすぎな気もしますが(笑)