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早稲田大学 人間科学学部合格 男子
流儀 其の十八 11,12月編

この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと

この時期は、インプットとアウトプットの両立が非常に難しかったです。インプットに関しては、一学期や夏季の復習に並行して、二学期の範囲も覚えなくてはいけなかったので、とにかくやばかったです。さらに追い打ちをかけるように、アウトプットとして過去問も解かなければいけなかったので、とにかく時間が足りなかったです。その時間のないなかで大事になってくるのが、自分は何が弱いのかをよく模試などで分析し、優先順位を立てることです。

たとえば、自分は、サクナビの大事な語句ですら曖昧な記憶であまり覚えてなかったので、一学期や夏季にやった時代を最低でもあと3周すること、特に自分の場合、文化史がひどかったので5週すること、二学期の授業でやった範囲は完璧に覚えきることに重きを置いていました。

自分の場合、過去問の優先順位は低かったので、あまりやりませんでした。過去問をやって知らない語句などがあっても、こんなにインプットしている自分が知らないなら、他の受験生も知るはずだし、サクナビに載ってないのだから、もうほとんど出てこないだろうと開き直っていました。

この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか

自分の場合、復習を効率よくするために、一学期のテキストのコピーに、夏季でやった応用的な内容を書き込んで、まとめて一つのものにして、一緒に覚えていました。夏休みにわりかし自習の時間ができたので、そのときに一通り、一学期と夏季の復習は終わっていましたが、まだ記憶の定着が曖昧だったので、あと三回繰り返そうと思っていました。特に、自分の苦手な分野に関しては、あと5回繰り返そうと思っていました(苦手分野が客観的にわかりにくい人は、模試などで成績がよくないところを参考にするとよい)。

二学期の復習に関しては、一学期や夏季と違って時間的に何回も繰り返せないだろうと思っていたので、授業が終わるたびに一学期の復習の3倍ぐらい時間をかけて覚えていました。たとえば、一学期や夏季の復習を1時間やったなら、3時間ぐらい二学期の範囲を覚えていました。

冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想

冬期は「日本史の戦場 政治・経済・外交テーマ史―近現代編―」「日本史の戦場 入試文化史の総整理」「早大日本史予想問題演習」を受講しました。

「政治経済外交のテーマ史」は、二学期の内容に関して、応用的な知識を身に着けたかってので、受講しました。この講座は二学期の知識が強固になるだけでなく、政治史、外交史、経済史などそれぞれのテーマごとにやってくださったので、体系的な知識を獲得することができました。

「文化史の総整理」は、なんと日本史の文化史の範囲を全部網羅しているすごい講座です。最初の3講までに、二学期の文化史の範囲を終わらせて、残りの2講で一学期の文化史の範囲を終わらせます。自分は、一学期の文化史の範囲はだいたい覚えていたので、3講の範囲までを中心に学習していました。今まで文化史をサボっていた人でも、努力さえすれば、マスターできるお得な講座です。かなりのスピードで解説していきますので、大変ですけどね。

「早大日本史予想問題演習」はとにかくテキストが厚かったのを覚えています。学部ごとにやるべきことが書かれていたので、すごく勉強しやすかったです。直前は絞り込みが大事なので、テキストの語句を中心に最後は覚えていきました。

サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと

当たり前ですが、サクナビは語句情報が網羅されていますが、スペースの関係で授業を再現できる程書き込みを加えるわけにはいきません。そのため少し授業で先生がどういうようなな流れで時代が進んでいったかを忘れてしまうことがありました。

そういうときには、土屋先生の参考書の「眠れぬ夜の土屋の日本史」の解説篇に大体の流れが文章化されて書かれているので、それを復習のときの手助けにしていました。もちろん、こうしたことのないように事前に授業を録音しておくのもいいかもしれません。

模試の成績はどうであったか。その成績は以前に比べあがっていたか

模試の成績は、現役の人たちが力をつけてきたために、最初の方の模試よりはちょっと下がっていました。現役の人たちが上がってくることは予期していたので、あまり気にしませんでした。それよりも自分の弱点を見つけ出し、その部分を繰り返し覚えることに徹しました。

日本史に関する流言飛語について

僕の時期は、平泉が世界遺産に登録されたので、そこら辺は気合入れて覚えていましたね。あと勝手に縄文時代かなんかのクワガタが発見されたニュースを知っていたので、センターに縄文時代が出るのではないかと思って、他の友達に言いふらしていたのですが、まあはずれましたね。

受験生への応援メッセージ

この時期は、さすがに自分も浪人時代に嫌気がさしてきた時期でした。「とにかく、どこの大学でもいいから入れればいいや」とすら思っていました。でも、最初に自分が決めた志望校をあきらめないでください。

過去に、なんだかんだでテレビを見ちゃったり、怠けていた過去や、もう間に合わないかもという暗い未来も捨て去ることです。今必死で勉強することです。後、2,3ヶ月です。応援しています!


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