早稲田大学 法学部合格 現役女子
流儀 其の十五 5,6月編
サクナビの効率性と受験勉強への影響
サクナビ以前に使っていた教材や山川の用語集などをまだ見ていました。私はひたすら書くという非効率的な手段もいまだに続けていました。しかし、その学習法は語句の関連性というものが無きに等しいので、その場で語句自体の意味は覚えても、成績向上にはつながりませんでした。語句の意味に加え、語句と語句の関連性、試験本番でのその語句の問われ方、重要度はサクナビを繰り返すことでしか頭に入らない情報です。
正直初回の復習の際は時間がかかり、こんなに1回分で時間がかかってよいのか、日本史にどれだけ時間をかけたらよいのかと悩んでいましたが、土屋先生のあのスピードで90分間講義ですから情報量も多く、復習時に時間がかかるのは当たり前です。しかも復習を重ねていくごとに時間はどんどん短縮していきます。最初は焦らずに授業に忠実に復習するべきです。時間はかかりますが、長い目で見るとサクナビを授業のまま復習することが一番効率的です。
また私はこの時期史料の学習を疎かにしていたので、あとから追いつくのが大変でした。土屋先生は何度も授業中に言われるとは思いますが、史料はその都度確認するのをおすすめします。まだ多少時間に余裕のある時期なので、手間を惜しんではいけません。
サクナビ学習の効率性以外に感じたこと
サクナビは一冊のノートだけだったので、気軽にいつでも持ち歩いて空いている時間に復習することができました。小さな積み重ねも、毎日のこととなると最終的には大きな差につながります。電車の中などでふと気になったとき確認できたのは大きかったと思います。
私はこの時期の段階では復習が授業の進度に対して追いついておらず、そのため成績も思うように上がらなかったので不安でいっぱいでした。実際に模試の成績という形でサクナビの効果が出たのは夏からでした。
受験勉強でスランプがあったか。そのスランプをどう乗り越えていったか
5月に学校行事が2つあり、それを言い訳にあまり勉強していませんでした。せっかくの土日も、なんだかモチベーションが上がらないまま1日が終わっていってしまうというような過ごし方でした。現役生だったので他のスローペースにはまり、危機感を感じることが少なかったことが原因だとも思います。
私はモチベーションを上げるために、志望校に通っている先輩やチューターと話をしたり、勉強を頑張っている友達と話して自分の危機感を煽ったりしていました。
日本史の成績はどう推移したか
5月の模試は学校行事で受けられず、6月の模試では偏差値55程度でした。コンプリートでの未習範囲もかなり出題されていたので、その部分は考えないことにしましたが、既習範囲については復習の甘さを実感しました。そこで、もう一度自分の日本史の学習法を見直し、夏いっぱいには絶対に1学期~夏の範囲をしっかり復習しようと決めました。
受験と親
授業の内容はよく親に話していました。話すことで復習にもなりましたし、自分の復習の穴も見つけられました。とても面白くて今までにない授業だということもよく言っていました。
他の受験生の勉強法
教科書に線を引いたり、漫然と一問一答を見たりと、どこに力を入れるべきかということがわかっていない勉強をしていました。また史料学習を行うなどということはまったく頭になかったようです。
マイブーム
疲れたときや休憩をとるときは、チョコレートなど甘いものを食べていました。