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早稲田大学 社会科学部合格 現役女子
流儀 其の十四 11,12月編

この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと

センターレベルの問題についてはこの時期簡単に解けるようになっていましたが、過去問を解くと、まだ近現代が弱いことに気づきました。過去問をやって気がついたのですが、自分の知識が曖昧になっているところをつかれている感じでした。現役生は特に反復の回数が少ないので日本史の後半の時代の定着が甘くなると思います。気をつけて下さい。

また、特に焦りを感じた分野は文化史です。あれだけ土屋先生に言われていたにもかかわらず、文化史についてはそこまで出ないであろうと思って手を抜いていましたが、過去問を実際に解いていくと、単独問題ではなくても文化史を絡めてきている問題がみられました。そこで、文化史の夏期テキストやノート、一問一答を使用して勉強しなおし、トイレには通年のコンプリート日本史の文化史ページのコピーをドアに貼るなどして毎日文化史に触れるように努力しました。

この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか

速習で学んだ通年のコンプリート日本史は、夏からこの時期までに4周していました。その方法は、前回でも書きましたが、録音を倍速でききながら適宜メモをし、その後自分で授業を頭で再現して最後にセルを被せて語句を暗記するというもの。

夏期の復習は十分にできていなかったので、4周して自信を持ち始めた通史前半部を強化するという目的のもと、11月の初め頃にやりました。通史のコンプリート日本史を補うという感覚でした。結果としてこの方が、夏に無理をして夏期講習の内容を学習するよりも効果的だったと思います。通史のほうのプリントに足りない語句をたしていったり、図を書き込んだりしました。

冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想

1期では、夏期講習の政治経済外交のテーマ史で通史の前半部を強化したのと同じ目的で、冬期の『日本史の戦場 近現代政治・経済・外交テーマ史』を申し込みました。この講座は通史では取り扱わなかった内容もテーマ史の一部でてきましたし、またその内容も濃く、第一志望の大学の過去問にも出題されている内容だったので、大変有効でした。また、自分が苦手な政党の変遷も詳しくやっていただけたのでよかったです。今思えば文化史の文化史の講座も受講した方がより効果的だったと思います。

2期には土屋先生の『早大日本史予想問題演習』を申し込みました。先生がここで学部別に口頭で出題予想していたものはかなり的中しました。また、テキストの前半にある語句が総チェックできるページが結構使えるのでよかったです。社会科学部ではありませんでしたが、商学部で論述が的中したときは特に鳥肌がたちました(笑)

サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと

しいていうなら、現代分野がほとんど取り扱われていなかったことです。ここは自分で過去問に出ていた内容を中心にまとめるようにしました。

模試の成績はどうであったか。その成績は以前に比べあがっていたか

模試は、かなり得点率は高かったですが、満点をとれたことはありませんでした。地図(場所をきく)の問題が苦手だったので、日本史を学習する際は、場所も一緒に覚えるように気をつけるようにしました。

日本史に関する流言飛語について

2011年は小村寿太郎の条約改正から100年だから、条約改正が出るといわれていましたが、出ませんでした。受験生の方はこうした流言飛語は気にしないで勉強しましょう。

受験生への応援メッセージ

不安なのは、勉強を頑張ってきた証です。頑張ってきたからこそ、その努力が結果に結びつくか不安なのだと思います。よく運も関係あるといいますが、努力をしなければ運もなにもありませんし、逆に努力していればその運にも左右されません。

結果は確かについてきます。

大学生になった自分を想像しストイックに頑張ってください!


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