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早稲田大学 文学部合格 男子
流儀 其の十三 11,12月編

この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと

忘れもしない、あれは12月24日のこと…そうクリスマスイブ。新宿の街は聖夜を祝うためにかけつけた無数のアベック(古っ!)であふれている。その横を死んだ目をした代ゼミ生がぶつぶつ言いながら横切るのが新宿の風物詩であるのだが…

その日、私はセンター試験の過去問を解いて愕然とした。70点…うそだろ…あと3週間もすれば、センター試験本番である。他教科のセンター対策に追われ、日本史の勉強時間が少なくなってしまっていたことは感じていたが、正誤問題に対する苦手意識のようなものがこの時期にきて露呈してしまった。そして、私はフレックスで「日本史正誤問題の攻略(センター突破→私大難問克服)」の夏期と冬期をまとめて取ってしまうことを決断した。

この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか

基本的にはサクナビを何度も何度も見直すこと。実際、覚えていると思っていたところで穴が見つかったり、細かなところを見落としているなんてことは良くあるので注意。 1学期の復習は終わっていたので、原始から順に何日かに分けて復習していった。何度繰り返したかはわからない…正直それぐらいやっても本番で記憶をさぐりさぐり解答することになるので何回やれば良い…という回数はないと思う。

どうしても2学期の授業のほうが復習する回数は1学期のと比べると少なくなってしまう。その分、1学期のよりも2学期のほうを復習するスパンを短くしていた。短期間に連続して復習することで記憶の定着を図った。江戸時代に関しては、時には時代順であったり、時には政治を担当していた人でくくられたり、さらに文化史が絡むこともある。それにこちらが歩調をあわせなくてはならないので戸惑うこともあるが、そこは割り切ってやるしかないと思う。それに何度も繰り返し勉強しているうちに気にならなくなると思うので、我慢強く取り組むことが大切。

夏期講習については、土日や祝日を中心にして忘れ去る前に復習をしていた。コンプリートのサクナビと重複している部分は抜かして、講習のテキストにしかない部分についてだけ復習していたのでかなりの負担になるということはなかった。

総括すると、1年を通して、コンプリートのサクナビを優先させて勉強していた。テーマ、文化史、正誤などの土屋先生の講座はあるが基本はコンプリートの土台がなければ意味がない。まずはしっかりとコンプリートの暗記を進めることが重要であると思う。

冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想

「日本史の戦場 日本史正誤問題の攻略(センター突破→私大難問克服)」を夏期と冬期をフレックスで。 生授業で「日本史の戦場 近現代政治・経済・外交テーマ史」「早稲田大学日本史予想問題演習」

「テーマ史」を取った理由は、先生がとってください。といったからであるが、先生が取っておいたほうがいいといったら、本当に取ったほうがいいのだ。ここで変にあまのじゃくになる人がいるが、それならば初めから土屋先生の授業を受けない方がいいと思う。私は日本史ついては先生を信頼していたので迷わず受講した。もちろんその期待を裏切ることはなかったのは言うまでもない。

先にも述べたように、センター試験3週間前に正誤問題への弱さが露呈し、すがる思いで受講した「日本史の戦場 正誤問題の攻略」。私はこの講座をとってから、センター試験の過去問で9割をきることがなくなった。嘘のようであるが、これホント!実際、本番では97点をとることができた。もちろん、この講座をとったからであることは間違いない。
「早稲田大学日本史予想問題演習」はここまできたら、最後まで先生に託してみよう!と思ったから。
早稲田を受験するならこの講座をとっておいて損はないだろう。先生は早稲田大学の過去問を特によく研究なさっているので、その傾向から予想という名の予言を行う(笑)
またこれも良くあたるので、本番で得したなぁと思うこと間違いなしである。

サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと

サクナビの不便な点といえば、書き込みが小さくなりがち。裏を使うと見返すのが面倒。
資料集で仏像や絵画を見る必要がある。などである。これは個人的にノートにサクナビを貼って書き込みを余白に清書し、仏像や絵画のコピーも貼ることでで克服できたので特に不便に感じることはなかった。

模試の成績はどうであったか。その成績は以前に比べあがっていたか

これ以前の模試と同じような成績であったと思う。この時期に下がったとしても上がったとしても特に気にすることはない。私は1年間、模試の結果をポジティブにとらえることはあってもネガティブにとらえることなかった。よく出来たら、素直に喜び…よく出来なかったら、間違ったところを覚えるように神様が教えてくれたんだ。とポジティブに捉えていけば、精神衛生上においてもいいだろう。

日本史に関する流言飛語について

とくになかった。というより耳に入らなかったのだろう。

受験生への応援メッセージ

君の目の前に必要なもの…それはサクナビだけだ。
他のもの?いらないよ。もうサクナビだけをやるんだ!

よそ見をする時間はない。その時間をサクナビを見ることに当てろ!
話してる暇はない。その時間を文字を声に出して読むことにあてろ!

そうすれば、本番できっと解答が光ってみえる。 私は本当に光ってみえた(笑)
これはもちろんメタファーであるが、要は光って見えるぐらいにサクナビで覚えたことが出るということ。逆を言えば、サクナビの学習がおろそかならば本番で悔やむことになるだろう。

あとは…負けないこと。投げ出さないこと。逃げ出さないこと。信じぬくこと。最後は自分自身を信じること!!
これに尽きる。


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