早稲田大学 文学部合格 男子
流儀 其の十三 9,10月編
夏に日本史を学習した反動やその克服法
夏期の勉強の反動というものはなかった。個人的には時間割がきちんと決まっているほうがリズムが取りやすいので授業があったほうが都合がよかったのだ。しかし、その分、他の教科の予習や復習に追われることになり、日本史の勉強時間を確保するのに苦戦した。
ただ、日本史自体は好きな教科であり、先生の授業は楽しみであったので苦ではなかった。
この時期になってくると、私大クラスの諸君は過去問を解き始めている。それは私にとっては焦燥感を抱かせるにはもってこいであった。過去問やらないで大丈夫か…でも、やる時間なんてほとんどないしな…。そう悶々とした時期でもあった。しかし、最後は自分自身の勉強を信じるしかないと思い、目の前にある課題を一つずつこなしていくことにした。
1学期までの復習は終わっていたか
学期の復習は、土日を使って9月中には一通り終わらせることに成功した。 特に文化史は遅れ気味だったので集中して1日に文化史だけをやった日もあった。
2学期に入ると、他の授業の予習に追われ…特に私は国立、しかも京大志望であったため、国・社・英に加え、数・理もこなさなければならなかった。それはもう…かなりきつかった(苦笑)もう火の車を通り越して灰になってしまったこともあった(涙)
結局のところ、これでもかっていうぐらいに夏に日本史の復習をするべきであったというのは言うまでもない。実際、自分では日本史には結構な時間をつぎ込んだような気がしていたのだが…それはただの妄想にすぎなかった。日本史はやっただけアドバンテージをくれるお得な教科だ。ローリスク…いやリスクなんて実際ないだろう…ハイリターンだから夏までであるならかなりの時間を割いてもいい教科であると思う。
夏期講習の復習と問題演習の是非
過去問や問題集については他の教科の予習・復習で手一杯で手をつける暇がなかった。しかし特に不安に思ったことはなかった。それは、サクナビさえやっていれば私大の問題ならば、対応できない問題はないだろう!と勝手に盲信していたからだ。一見、無謀に思えるが、私の信心もあながち間違いでなかったことは私大の全受験が終わってから実感することになるのであった。
2学期の学習と1学期の学習の兼ね合い
1学期:2学期=1:2 の割合で復習をしていた。
特に1学期の部分では、土地制度についてはかなりの時間を割いていたと思う。この部分はどうしても曖昧な理解になってしまいがちになるので、細かな部分まで問われた時のためにしっかりと理解しようとした。
近現代の学習について
個人的には特にとまどったということはない。やはり、夏期講座で『日本史の戦場 戦後史の克服』の講座で戦後史をとっていたからこそ、そう思えたのだろう…。この時期に1学期の復習をしつつ、近現代の学習をするのは容易ではない。特に私は国立志望でかなりの科目をこなさなければならなかったことを考えると、戦後史をとらなかったとしたら…そう考えるだけで死んでしまいそうだ。大げさではなく。
この時期にサクナビ学習で役立ったこと
~サクナビ革命~
それは特に意識的になされるものではなく、自然と脳内に構築されるものであったように思える。サクナビを使い始めてからというもの、無意識のうちに語句と語句を関連付けて(それは時には時代という枠組みを超えて)暗記するようになったように思える。
何度も何度も書き込まれたページに戻ることで、語句を関連づけて覚えるということが自然と出来るようになったのだろう。たとえば英単語にしても、一つの語句を覚えるときに同じ意味や似たような意味の他の単語も一緒に覚えれば効率がいいことは言うまでもない。
今思えば、サクナビは効率という点において、極限値まで凝縮されたツールなのだろう。
模試の成績
マーク式8割~。記述式70~。
この時期になると、日本史はもちろん、国語で全国10番を取るなど各教科の底上げを図ることに成功したので、いい意味で自信になったことを覚えている。自分の勉強は間違ってなかったのだと改めて実感した。
他の受験生のこの時期の文化史の学習
代ゼミにおいて、土屋先生の授業をとってない人を探すのは至難の業なので(笑)
よくわからないというのが実際のところ…。
他の受験生は日本史学習をどのように進めていたか
他の予備校の友達は、教科書を中心に板書をきれいにノートに写して、それを清書して手を使って覚えていた。私はそんなことで全時代が受験本番までに終わるのか…そう疑問に思ったがあえて聞きはしなかった。たぶんあのペースだと、どこかを省いたり冬期講習を使ったりなど、どこかで負の調整がなされることになったのだと思う。
センター試験を受験するつもりであったか
国立志望であったのでセンター試験は受験するつもりであった。
センター試験の結果だけを使った私大受験については特に考えていなかったが、センターの結果がよければ、あとから出願できる形式の受験方法(併用型)で出願するつもりであった。