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早稲田大学 法学部合格 女子
流儀 其の十二 11,12月編

この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと

この頃一番不安だったのは、勉強した範囲をすべて覚えたまま入試本番に臨めるかということでした。近現代の復習をしていると、1学期の範囲の知識がどんどん抜けていってしまうのではないかと心配でたまらなかったです。2学期の範囲を勉強しつつ、1学期の復習をどのように並行させて勉強していくかが大変で苦労した覚えがあります。

また、この時期から志望順位の高い大学の赤本を解き始めたのですが、やはり自分の知らない語句が出てきて相当焦りました。選択問題で2つ選べという問題も、1つは分かるけれどもう1つはまったく知らないものだったということもあり、正直本当に大丈夫かなと不安になりました。ですが土屋先生はいつも授業中に「サクナビに書いてあること以外は覚えるな」とおっしゃっていたので、土屋先生を信じてあまり気にしないようにしました。あとで気がつくのですが、正誤文には史料内容が分っていないと判断できないものがあり、土屋先生の史料集で学習を繰り返していくうちに解けるようになっていきました。

この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか

1学期までの復習は9月の下旬頃に終わっていました。しかし上にも書いたように、復習したつもりでも知識が抜けていくことが結構あったので、2学期の勉強が疎かにならない程度に繰り返して復習しました。正確には覚えていないのですが3,4回繰り返したと思います。

2学期の復習に関してですが、1学期と同様必ず毎日勉強するようにしていました。江戸時代の復習はたしかに時間がかかりました。特に三大改革や開国の頃の外交史は内容が混乱しがちで、サクナビと史料集の学習を繰り返さないと覚えきれませんでした。
ですがコンプリート②の方で戦後史をやったとき、私はすでに夏期講習で『日本史の戦場 戦後史の克服』の講座をとったため余裕ができていたので、復習にはあまり時間がかかりませんでした。その分コンプリート①の方に復習の時間を多く充てることができ、そのときに2学期の文化史も後回しにせずに一緒に勉強することができました。

夏期講習の復習はこの頃も停滞気味でした。2学期の勉強をしながら1学期の復習を続け、それに加えて夏期講習の復習をするのは難しく、なかなかできないままでした。けれども上に書いた通り、授業で戦後史をやっていた際に余裕ができたときは少しずつ復習を進めることができました。特に正誤問題の講座でやった問題を繰り返して解きました。周辺知識の存在を意識して学習できるようになりましたので正誤問題に対する苦手意識はほとんど無くなっていきました。

この時期最も優先して学習したのはやはり史料でした。過去問を解いていく中で、「史料問題は絶対に落としてはいけない」と再認識したからです。実際にこの時期に優先して史料を勉強したことはとても有効だったと思います。また、それを効率的に行える土屋先生の史料集は史料の勉強を進めていく上で本当に助かりました。

冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想

冬期講習は、『日本史の戦場 近現代政治・経済・外交テーマ史』『難関私大問題対策演習』『日本史の戦場 文化史の総整理』『早大日本史予想問題演習』をとりました。

『日本史の戦場 近現代政治・経済・外交テーマ史』をとったのは、やはり入試では近現代はテーマ史で問われることが多いからです。この講座では、外交史がサクナビに国別で整理されていたので、条約の内容が混乱して覚えきれていなかった私は本当に助けられました。

『難関私大問題対策演習』をとったのは、史料問題を解く際にどこに着目し、その上でどのように対応していくかを冬期でマスターしたかったからです。また正誤問題の対策などもできたので、5日間の授業で様々な種類の問題に触れることができ、大変中身の濃い授業でした。

『日本史の戦場 文化史の総整理』をとった理由は、過去問を解いているとどの学部でも文化史はよく問われるのだとあらためて感じたので、最後に重要な箇所をしっかりと確認しておこうと思ったからです。入試ではこの講座でやった範囲がそのまま出されたので、最後に受けておいて本当に良かったと思いました。

そして『早大日本史予想問題演習』ですが、私はこの講座名を見た瞬間に受講しようと決めました。早稲田を目指す人はこの講座を絶対に受けるべきだと思います。土屋先生が貴重な予言をしてくださいます(笑)。私は他の教科の受講の関係で、この講座をセンター直前の時期に受けたので、センター対策は大丈夫かと少し心配でしたが、その分たっぷり時間をかけて早稲田への準備をすることができました。

サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと

先生が説明してくださることを書くスペースがあまりなかったことです。書けなかったときは、ポストイットに書いて貼ったり、小さなメモ用紙に書いてサクナビを貼っているノートに一緒に貼っておいたりしていました。またサクナビを拡大してコピーしておくという手もあります。

模試の成績はどうであったか。その成績は以前に比べあがっていたか

11月に受けたセンター試験プレテストでは、日本史の偏差値は76.4で、受験生活の中で最も良い結果でした。失点した箇所は勉強不足とケアレスミスが原因でした。勉強不足だったところはすぐに勉強し直し、それに関連する史料も確認しました。また入試本番では絶対にケアレスミスはしないと反省しました。模試でミスをしたことによって気を引き締めることができ、本番では常に注意しながら受験できたと思います。

余談になりますが、私はこのプレテストで間違えて日本史Aを解きそうになりヒヤッとしました。すぐに気づいたのですがかなり危なかったです。センター本番じゃなくて良かったと思いました。受験生の皆さんはほとんどが日本史Bを受けると思うので気をつけてください!

日本史に関する流言飛語について

センターの日本史が難しくなるという噂を頻繁に耳にしていました。私もいつの間にかそれを信じてしまい、「来年のセンター日本史難しくなるんだって!」と友達に言ってしまった記憶があります…。

受験生への応援メッセージ

「神様は乗り越えられる試練しか与えない」という言葉を聞いたことがあります。大学受験というのは大変な試練ですが、努力を続ければ必ず乗り越えられると思います。

センター試験が少しずつ近づいてきてプレッシャーを感じているかもしれませんが、今自分ができることをしっかりこなしていけば大丈夫です。

辛くなったらMr. Childrenの『終わりなき旅』という歌を聴いてみてください!きっと元気づけられると思います!頑張ってくださいね!!


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