早稲田大学 法学部合格 女子
流儀 其の十二 1,2月編
この時期、日本史学習(受験全般)で感じた不安
私は現役のときからセンターの傾向が苦手だったので(特に国語)、1月はとにかくセンター試験のことで頭がいっぱいでした。そして国語で予想通り大失敗したので、センターが終わった後も本当に気が重かったです。1ヶ月後無事にすべての試験を終えられるのだろうか、そもそも自分はそれまで生きていられるだろうかと考えていました(今思えばとても大袈裟ですが…)。
ひとつの科目ができないと他の科目もできないと思い込んでしまうこともありました。
また、この時期は試験に全部落ちて2浪が決定して号泣するという夢を何回も見ました。目を覚ますといつも冷や汗をかいていました(笑)。
1月、2月には日本史学習はどのようなことを行なっていたか
1月は赤本とサクナビの復習を中心に勉強しました。2学期の復習は12月下旬に終わらせていました。1学期の分も2学期の分も、自分が苦手なところをピックアップして繰り返し勉強したので、全体を通して繰り返すということはしていませんでした。明治時代の学習はかなり内容が濃いと思ったので、一度にたくさんの量を勉強しようとはせず、範囲を細かく分けて何日もかけて学習していました。
2月は1月の勉強方法に加えて史料と文化史の最後の詰めをしました。「現役時代に失敗した原因は史料と文化史だ!」と毎日自分に言い聞かせながら、特に重要だと土屋先生がおっしゃった箇所を重点的に勉強しました。
11,12月編にも書いてしまいましたが、私は明治時代に日本が結んだ条約の内容をうまく覚えることができなかったので、2学期のサクナビと国別に外交史が載っている冬期講習のサクナビを連動させて勉強することで克服できました。
私はこの時期はどちらかというと冬期講習の復習の方を優先させていました。冬期講習のサクナビはテーマ別だったからというのが理由です。1学期のサクナビと夏期講習のサクナビを連動させて勉強したのと同様に、2学期のサクナビでざっと時代別の復習をし、そのあと冬期講習のサクナビでテーマ別に勉強するといった具合で兼ね合いをつけていました。
受験を申し込んだ大学、学部。また、日程などで気をつけたこと
早稲田大学法学部、教育学部、文化構想学部、文学部
上智大学法学部(法律学科・国際関係法学科)、総合人間科学部
明治大学文学部(一般+センター利用)、情報コミュニケーション学部(センター利用)
学習院大学文学部
中央大学文学部(一般+センター利用)
明治学院大学文学部(センター利用)
以上の大学に出願しました。
私は体が弱いので、試験日程中に体調が悪くなってどこか受けられなくなった場合を母が心配してくれて、多めに出願させてくれました。あとどうしても早稲田に行きたかったので4学部出願しました。日程に関しては、なるべく連続しないように気をつけ、第一志望~第三志望の前日は空けておくようにしたのですが、他のところでどうしても三日連続になってしまって大変でした。
また私の場合、最初の試験が上智だったので精神的にかなりきつかったです。本当に緊張しました。できれば最初はすべり止めにしている大学を受けて、試験に少しでも慣れておく方が良いのではないかと思います。
試験会場に持って行ったもの。また、サクナビに書いていない語句が出てきたときに試験中どのように感じたか。また、その語句を調べて、サクナビに書き込もうとしたか
試験会場には1・2学期のサクナビ、講習での日本史の戦場の文化史のサクナビ、土屋先生の史料集を持っていきました。早稲田の試験の日は、早大日本史予想問題演習のテキストも持っていきました。
休み時間には主に文化史と史料を勉強しました。早稲田は休み時間が長いので普段と変わらずに勉強できました。また、トイレに行くときは必ずサクナビか史料集を持っていき、混んでいて待つことになった場合でも時間を無駄にしないようにしました。私は第一志望の受験の日、日本史の前の休み時間トイレ待ちをしているときに見ておいた史料が偶然出題されました(笑)。
自己採点は一度もしませんでした。試験問題も手元にあると気になるので、家に帰ったら母に預けて、私の知らないところに隠してもらっていました。ただ授業でやったにもかかわらず、忘れてできなかったところはすぐに覚えなおしました。手応えがあったときは採点して自信をつけたいという衝動にかられましたが、私の性格上、そうすると油断してそのあとの受験校に影響が出てしまう恐れがあったのでやめました。それよりも、覚えておかなければいけない知識を少しでも確実なものにするべきだと考えたのです。
サクナビに書かれていない語句が出てきたときは手が止まり、焦りました。「もしかしてこれ勉強してないのは私だけ…?サクナビのどこかに書いてあったかも…」と不安でした。けれども浪人中自分がやってきた日本史学習には自信がありましたし、他に史料問題や正誤問題があったので、土屋先生が教えてくださった通りそちらに時間をかけようと決め、思い切ってその問題は捨てました。土屋先生のおっしゃっていたとおりそちらの問題で自信のある解答ができましたので、得点率は上がっていたと思います。知らない語句を問われたとには適当に(イ)とか(ウ)にマークしたと思います。これは土屋先生が講習での正誤の講座のときに聞いたことを実践しただけです。何度も知らない語句が出てくると、「はいはいはいはい。だから知らん!」とだんだん開き直ってきました(笑)。
明日、志望大学に受験に行くあなたへのメッセージ
1年間お疲れ様でした。あとは自分が出せる力をすべて出し切ってくるだけです。今とても不安になっているかもしれませんが、それはこれまで自分が頑張ってきた証拠だと思います。努力を続けてきた自分に自信をもってくださいね!土屋先生に1年間ついてきたのであれば絶対に大丈夫です!!試験本番ではきっと日本史が得点源になるはずです。
試験場は寒いところもあるので、カイロや上着を持っていくと良いです。あと自分の好きなお菓子を持っていくと少し落ち着きますよ!試験は長期戦ですので、体調管理には十分気をつけましょう。
試験場では本当に緊張すると思いますが、それはどの受験生も同じだと思います。自分自身を信じて、強い気持ちをもって試験に臨んでください。最後の一瞬まで諦めなければ、結果はついてきます!
陰ながら応援しております☆