早稲田大学 文化構想学部合格 現役女子
流儀 其の十 9,10月編
夏に日本史を学習した反動やその克服法
夏に日本史に力をいれていなかったため、2学期から本気を出しました。「もしかしたら、入試までに間に合わないかもしれない。そのときは4月からこつこつやればよかったと思うんだろうな…」「こんな状態で入試問題が解けるのだろうか…」と焦りましたが、過ぎたことは仕様がないと割り切って勉強していました。
そして、1学期とは違い、習ったことは来週までに覚えることを意識し、電車の中や休み時間などにもサクナビを見ていました。
1学期までの復習は終わっていたか
1学期の復習では、回数は特に決めず何回も見直しましたが、完璧ではありませんでした。
苦手な場所は、
① 律令国家への移行で、どの天皇のときに何が起こったかを混乱しがちでした。
② 奈良時代は、どの天皇のときに誰が政権をとっていたかや、法律や政争が覚えるのに時間を要しました。
③ 系図。土屋先生が何度も強調されていたましたが、藤原氏の系図は、入試を受けてこんなにでるのかと驚くほど出ました。上智の地球環境法や日本女子は系図がそのまま出ていましたし、早稲田の文化構想でも系図が書けないと解けない正誤問題が出ていました。上智の試験では、確信の持てぬまま試験が終わってしまったので私のようににならないようにしてください…。
④ 鎌倉仏教、弘仁貞観・国風文化でした。鎌倉仏教の旧仏教派の部分、弘仁貞観国風文化の文芸の部分です。。
政治・経済・外交分野はキュービックアシストを使い、苦手な箇所は後回しにせず、とにかく書いて覚えるようにしました。系図も毎日書くように心がけていました。
夏期講習の復習と問題演習の是非
夏期講習の復習は、1学期のサクナビで関連したところが出てきたら戻って確認する程度で、冬に回してしまいました。私は1学期のサクナビに、関連する夏期講座のサクナビのページを書いていなかったので、より効率良く確認する回数を増やすためにも書いておけばよかったと思います。
問題演習は正直やっていませんでした。サクナビのインプットが出来ていなかったので、問題を解いても調べる作業で時間を使ってしまうと思ったからです。学校では過去問を取り扱っていましたが、気にせずサクナビだけをやっていました。
2学期の学習と1学期の学習の兼ね合い
1日、1学期1時間半、2学期1時間です。英語→日本史(40分)→国語→日本史(40分)→英語……というサイクルだったので、合わせて大体このくらいは勉強していました。
近現代の学習について
昭和時代の金本位制の原則のところは、録音を聞いて、ちゃんと覚えるまでは自分で自分に説明していました。先生の説明がとても分かりやすいので、原則が理解が出来、その結果覚えやすかったです。昭和時代は、学問思想統制のところで少し戸惑いました。
サクナビは入試で出題されるようなまとめかたをしているので助かるのですが、昭和時代はとくに政治・外交・経済がつながっていたので関連づけながら覚えるは大変でした。あと難しい漢字が多かったので書く練習を繰り返しました。
この時期にサクナビ学習で役立ったこと
サクナビはどこに何が書いてあるのかが覚えやすいためイメージとして頭に残って、それらを思い出すことで正誤問題が解きやすくなりました。サクナビの語句を関連づけながら覚えたからだと思います。この時期の記述模試では9割くらいとれたと思います。
模試の成績
この時期は日本史に力を入れた分上がりました。
他の受験生のこの時期の文化史の学習
教室では「文化史」というワードはあまり出てこなかったです。入試を終えて、受験でこれほど文化史がでるものかということが分かり、現役生の日本史での文化史の学習の大切さを痛感しました。土屋先生の教え子たちは先生から何度も「早く文化史を勉強しなさい!」と、指導されるのですけど。
他の受験生は日本史学習をどのように進めていたか
過去問で出てきた知らない語句を教科書で調べる。学校では調べることによって覚えるのだと言われていたのでそうしていた人も少なくないと思います。間違ってはいないと思いますが、受験勉強には軸がないと学力はつかないとおもいます。
センター試験を受験するつもりであったか
高校で半強制的に受けることになっており私大に出願しました。しかし入試に向けた勉強しかしていなかったので、全科目においてセンターに向けた勉強はしていませんでした。