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早稲田大学 人間科学学部合格 男子
流儀 其の八 7,8月編

夏期講習の受講講座と講座を受講した理由、経緯

もちろん夏期講習はきちんと受講しました。私は土屋先生の「テーマ別文化史の克服」「政治経済外交テーマ史」を受講しました。土屋先生のレギュラーの授業は時代別に行うのが基本ですが、夏の講座は主に受験日本史における各テーマ別に講義が行われます。今まで時代別に行っていたものをまたテーマ別にやっていくわけですので、特別たくさんの新しい知識を教えてもらうわけではありません。

こういうことを書くと知識はすべて教わったわけだからテーマ別に見直すことくらい自分でできると思うかもしれませんが、それは間違っています。いくらサクナビがまとまっているからと言ってもテーマ史の学習作業を受験生個人で行うには時間がとてもかかりますし、間違いも生じると思います。まして、受験本番では日本史は主にテーマ別で問われるから尚更です。ですからこういったことはプロに任せたほうが断然よいというわけです。

1学期のサクナビの復習は8月までに終わっていたか

私の場合8月までに1学期分のサクナビの復習は終わっていませんでした。一学期分のサクナビの約3分の2くらいまでは頑張って覚えたのですが、すべてを覚えるのには間に合いませんでした。特に文化史が後回しになってどうしようかと悩んでいたのが印象に残っています。やはり、他教科の勉強などのしわ寄せが来てしまったのではないかと思います。

また、史料の学習も先生のおっしゃる通りサクナビと同時に復習していかないと、後々大変になると思います。私もサクナビに慣れるまでは史料の復習を忘れがちになってたため、後々大変でした。史料は大学入試でも必須なので外すことができないのです。夏期講習会の復習は1学期の復習がある程度固まってから本格的にやりだすとよいと思います。私的には時代→テーマの順で覚えるのが良いと思うからです。そのためにも1学期の復習完璧とはいかないまでも、ある程度は早めに終わらすのが良いと思います。

ただ、私の場合サクナビの復習が1学期中に終わらなくてもあまり焦ることはありませんでした。なぜなら、私は1学期中に先生のオリジナル講座「日本史の戦場」を受講しており、2学期の勉強内容をある程度先取りしていたので、2学期の日本史の勉強には余裕が生まれると思っていたからです。事実、2学期は日本史の勉強に余裕が生まれたので、他教科を含めて受験勉強を円滑に進めることができました。また、苦手な文化もきちんと夏の講座「文化史の克服」をとったので、2学期には文化史の苦手意識が無くなっていました。

1学期のコンプリのサクナビと講習講座のサクナビの連動性

私は、夏期講習及び1学期の復習が終わり次第、時代→テーマの順で復習をしていました。これで時代別に問われようがテーマ別で問われようが、どんな出題形式にも対応できるようになったかと思います。また、夏期講習はおもに1学期の内容を別視点で見るものですが、プラスアルファとして新しい知識も追加されます。知識は繰り返してこそ身に付きます。習った情報を受験までにより多く見ることができるように、私はレギュラーのテキストにも関連する箇所にその知識を付け足しました。その際に注意したことは、レギュラーで教わったのではなく、夏期講習で教わったとわかるように、授業で使用しない色のペンで書き込みをしました。

周りの受験生は日本史における夏期講習をどのように考えていたか

私の友達は、夏期講習というものを重要視せずに受講しませんでした。 講習を受けている暇があったら、自分の暗記する時間に充てたいという考えであったようです。しかし夏期講習はそれを受講することにより、志望校の出題傾向により合わせることができ、夏休み、2学期以降の学習効率も必ず上がるはずです。事実、赤本の学習の際、入試問題は夏期講習でならったようなテーマ別でしたし、勿論入試本番もそれと同様でした。私の友達は夏期講習を受けておらず、赤本の学習等でも苦労していたようなので、今からでも良いからと、サテラインでの受講を勧めたところ、勉強もはかどりだしたそうです。しかし、夏期講習は夏のこの時期に受けるからこそ最大の意味があり、この時期に受けるのが、授業の価値を最大限に享受できる策かと思います。

夏の暑さ対策

夏は蒸し暑く、勉強のやる気も削がれるかと思います。しかし、そんな時期にがんばる からこそ、ライバルに差を付けることか出来るのではないのでしょうか。私の場合は夏の暑さから逃れれる為に、代ゼミの自習室に朝から晩まで通い詰めました。自習室は冷房が効いていて快適です。暑さには打ち勝つのではなく、逃げたほうがよいのです。

夏に受けた模試の成績

模試の成績は一番最初の模試と比較すると下降しました。しかし、私は特に悲観しませんでしたし、する必要も無いと思いました。何故ならば、まず一つ目に成績下降の原因が、一学期の復習がまだ完璧でない事だと明確であったためです。また、夏休み中に復習ををしっかりすることかできるだろうと思ったからです。二つ目は授業及びサクナビの効率の良さを十分に理解していたためです。

スランプはあったか。どのようにして乗り越えたか

日本史に関してスランプは特にありませんでした。むしろ、他教科に関してスランブがあったので、安定している日本史の勉強をすることにより気分を落ち着かせていました。

受験校は決まっていたか。いつぐらいから決めていたか

私は浪人当初から第一志望は早稲田大学としていました。目標が明確に定まっていると勉強もはかどるかと思います。またそれを周りに公言することでいい意味でのプレッシャーを感じ、勉強せざるを得ない環境づくりをしました。私の場合はこれで受からなきゃ、カッコ悪いぞ」思うまでに公言しましたので、嫌でも勉強しました。

ストレス解消(息抜き)にやっていたこと

ストレス解消のために私は音楽を聴いたりしていました。長時間の勉強で頭がおかしくなりそうなときは、外の空気を吸ったりして気分転換を図りました。また、苦手科目を沢山勉強した後に得意な科目を勉強するのもよいと思います。そのほかにも私は大学に行ったり、オープンキャンパスに参加してみたりしました。


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