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早稲田大学 人間科学学部 合格 男子
流儀 其の八 5,6月編

サクナビの効率性と受験勉強への影響

私はサクナビの効率の良さには先生の授業をうけ、復習を始めた時に気付きました。
とにかく使いやすいのです。どう使いやすいのかというと、まず、土屋先生が授業中に覚えるべき知識と覚える必要のない知識に整理してくれます。その整理は大学・学部別に行われますので、自習の際に逐一自分で覚えるべき知識かどうかの判断をする手間が省けますし、誤った判断を防ぐことができます。誤った判断とは、覚える必要のない知識を必死こいて覚えたり、本来覚えるべき知識を要らない知識と判断してしまうことです。前者は時間のロスのみで済みますが、後者は取り返しのつかないことになりかねません。

いずれにしても、確かなことは値段があるものにはそれだけの価値があるということです。その価値の一つに「知識の整理」というものがあるのです。数千円の参考書と数万円の講義とでは明確な違いがあるべきですし、あってしかるべきです。そして、その価値を享受するためには、自分のオリジナリティーを出さず、先生の言うことに従うことが重要です。よく、予備校に行っているのに、講師の言うことを聞かずに自分流の方法で通す人がいますが、これ程もったいないことがあるでしょうか。

前回、申し上げましたが間違った方法で勉強をすれば成績が上がらないのは当然です。ですから、ここはぐっと抑えて先生のやり方に染まったほうがいいのです。私も、先生のサクナビと史料参考書以外には手を出しませんでした。写真資料などは夏期講習会等で補います。そして、問題演習は「日本史の戦場」という先生のオリジナル講座で、知識が固まり始めた2学期以降に始めました。以上のように予備校には(特に土屋先生の講座には)受験生に必要なツール(講座)がすべて用意してあるから余計なことはする必要がないのです。そして、当然のことですが、先生のやり方に従えば格段に成績は上がるはずです。

サクナビ学習の効率性以外に感じたこと

私がサクナビを使っていて良いと思った点は、学習するサクナビの枚数が少ないという点です。ただ枚数が少ないと知識量が不十分なのではないかと不安になる人もいるかと思います。しかし安心してください。土屋先生の講座は大学入試に関して不必要な知識は省きますが、必要な知識を省くことはありません。必要な知識が密度濃くサクナビに関連づけて整理されているのです。

また、覚える語句には絶対量があり、それ以上覚えても点数アップにはつながりません。不必要な語句の量を増やしても正誤や史料などの問題は解けないのです。こんな事を書いている私も当初は半信半疑だったのですが、実際受験してみていかに土屋先生が的確に受験に必要な語句量を調整して教えていたかを実感しました。受験を終えて、今教科書や他の予備校のプリントを見てみますと非常に枚数が多く、生徒の事後の学習のことを考えていないかが分かりました。

それに「この時代はこれだけでいいんだ」と、感じられたことで心理的な負担が減り、日本史学習に対するモチベーションが向上しサクナビ学習スピードが早まり、日本史の学習サイクルをいち早く身につける事ができました。サクナビは受験生の学習場面まで考えて作られていると思いました。ちょっとした時間でも見開きでその時代の全体が見渡せるので非常に便利ですし、整理も楽です。これにサクナビは効率性が加わるわけです。その学習効果は模擬試験の第一回目から成績の向上というかたちであらわれました。

受験勉強でスランプがあったか。そのスランプをどう乗り越えていったか

1学期中に勉強のモチベーションが低下することはありませんでした。むしろ、予備校で新しい知識を教えてもらうことが嬉しかったのが印象に残っています。また、授業自体もところどころに先生のオリジナルギャグがつめこまれているので、毎回の授業が楽しみでした。

日本史の成績はどう推移したか

私の日本史の成績の向上は第1回目の模試から現れました。現役のときは、平均40台であった偏差値が最初の模試とはいえいきなり60台をたたき出すことができました。自分が一番驚きましたが、この時に勉強は方法が大事だったんだと理解することができました。その後も偏差値は上昇していきました。

2学期以降は近現代史が入り始め、他の受験生は暗記量が増え苦戦する時期でしょうが、私の場合は比較的余裕のある1学期中にオリジナル講座「日本史の戦場」を使ってある程度学習を進めていましたので、2学期も復習が何週分もたまってしまうなんてことはありませんでした。今からでも、サテラインなどを使えば第一回目から受講できると思うので、特に暗記が苦手だと思う人ほど、検討してみてはどうでしょうか。

受験と親

日本史学習に関しては、驚くことがたくさんあったので家でも話題にしていました。お金を払ったけど、予備校に行く意味はやっぱりあったと話したら親も喜んでいました。

他の受験生の勉強法

相変わらず他塾の友達は教科書にラインを塗りまくっている勉強をしていました。受験生個人ではなかなか知識のふるい分けがしにくいので、自然と覚える量が増えてるようでした。一方、土屋先生の授業を受けている友達は、私と同様に成績が上昇していました。サクナビの学習効果は当たり前ですが私だけに現れたものではありませんでした。

マイブーム

長いこと椅子に座って勉強していると、集中力がとぎれてきます。そういった時には、飴やらガムやら甘い食べ物を食べたりして、回復させました。また、予備校内に設置されているラウンジなどで時間を決めて休んだりしました。人間の集中力などたかが知れてます。気分転換も合格の秘訣です。


土屋文明プロフィール

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