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早稲田大学合格 男子
流儀 其の四 11,12月編

この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと

2学期の授業が全て終了し、これから冬期講習!という時期に、未だ全範囲が終わっていなかったことに焦りました。「ちゃんと間に合うのかな」と不安でしたが、それでも、各時代・各分野を徹底的に頭に叩き込みながら進めていっていたので、全範囲をやり終えた12月の終わりには、いきなり赤本で実戦練習に取り掛かれるほど安定した知識を持っていました。
慌てて全ての範囲に中途半端に手を出していい加減に暗記するよりは、1回1回の授業で知ったこと、教えてもらったことをじっくり頭に染み込ませて、そのページを完璧にしてから次のページに取り掛かるほうが効率的だと感じました。もちろんこれは1回目の学習における姿勢です。これにより反復して学習する際の時間が短くなるので効率的なのです。

この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか

9月から2学期の授業と並行して始めた1学期分の範囲も、時間はかかりましたが、11月の終わり頃にはなんとか覚えていました。当然、毎日少しずつやらないと忘れていってしまうので、12月は1学期:2学期=1:3ぐらいのウェイトで学習を進め、12月の終わりには1学期分だけで10回程度繰り返しました。
また、2学期の範囲は授業と並行して暗記していっていたので、授業が終わったら、自習室や近くの喫茶店に駆け込み、言われたことを忘れないうちに復習していました。具体的には、サクナビの重要用語には赤フィルターで消える緑のマーカーを引き、説明された箇所には赤のマーカーを引き、後はひたすら紙に書いて覚えました。
日本史の範囲で大きなウェイトを占める江戸時代は覚える人名・出来事が多かったですが、比較的歴史の流れを掴みやすく、サクナビで覚えたことが点数に直結する範囲だったので、他の時代より気合を入れて学習しました。 文化史もコツコツ学習を進めていました。覚える量が多く大変ですが、実際に歴史的建造物や絵画の写真を見ることで、頭に残りやすく、センターのビジュアル問題にも対応できるのでオススメです。

冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想

2学期が終了した後、土屋先生にずっと会えなかったので、最後に顔を拝見するためにⅡ期の早大予想問題演習をとりました。基本的な問題から重箱の隅をつつくような問題まで幅広く扱っていたので、最後の調節に役立ちました。また、膨大な過去問から調べ上げてくださった早大の特徴が載っていて、そちらも参考になりました。

サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと

サクナビの欠点ではないのですが、勉強を始めた当初、サクナビを使えばすぐに効果があらわれると思い込んでいた自分は、なかなか点数があがらず落ち込んでいました。それでも、何回も繰り返し学習することで、最終的に得意教科にまでできたので、点数があがらず悩んでいる受験生はとにかく反復することに徹してみてください。まだ間に合います!

模試の成績はどうであったか。その成績は以前に比べあがっていたか

1月に受けたセンタープレでは日本史の偏差値は72まであがっていました。7月に学校で受けた模試が偏差値36だったので、正直ここまで伸びるとは思わず、感動した記憶が残っています。

日本史に関する流言飛語について

本当にくだらないのですが、センター日本史のマーク問題では、3>2>1>4の順で解答になりやすかったが、今の時代は3>1>2>4に変わった!と誇らしげに語る友人の言葉を信じ、本番に1と2で迷った自分は1にしました。たまたまその問題は正解できましたが、危険なのでしっかりとした知識を身につけ、自信を持って答えてください。

受験生への応援メッセージ

2月に点数を伸ばすためには、この時期の頑張りが必須です。また、多くの受験生がだれてしまうのも、11月~12月の上旬だと聞きます。苦しいとは思いますが、この時期に他の受験生より努力して差をつけてしまいましょう。頑張ってください!!


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