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早稲田大学 合格 男子
流儀 其の四 9,10月編

夏に日本史を学習した反動やその克服法

8月から本格的に受験勉強を始めた自分は、未だ英語の基礎定着に追われ、日本史の学習を始めた9月は、あまり日本史に割く時間がありませんでした。
当然、早い時期から日本史学習に取り組んでいる人より学習ペースが遅れ、また、時間を多くかけれらない分、人の2倍効率よくやることを心がけ、他の教材に目移りすることなくサクナビをひたすら繰り返し学習しました。

かなりの分量をいっぺんに詰め込んでいったためサクナビ学習を始めた当初は、なかなか模試の点数に直結しなかったため、自分の不勉強さを棚に上げてサクナビの学習効果を疑う時もありました。しかし、何度か学習を繰り返しているうちにいままでにないほど知識がつながって定着度が高まり、11月頃には偏差値が驚異的に上がりました。
正しい教材を何度も繰り返すことが、もっとも効率が良く、努力に比例して点数に繋がる勉強方法だと思います。

1学期までの復習は終わっていたか

私は年度の途中からの土屋先生のコンプリートを受講したため、9月から土屋先生の2学期分の講義を聞くと同時に、1学期分のサクナビも並行して進めていきました。4月からしっかりサクナビをしっかりやっていた受験生に比べ、2倍の知識を詰め込まなくてはならなかったので、1学期分を1周するのに1カ月かかりとても大変でしたが、そのあとは愚直に何度も繰り返すだけだったので、取り立てて苦には感じませんでした。暗記は繰り返しといいますが、土屋先生のサクナビは何をどのように暗記すればいいのかがひと目でわかり、その効果で意外と一度学習した箇所が頭に残っているので2周目、3周目からは比較的楽に学習を進めることができました。  しっかり4月から勉強している受験生も2学期の講義が始まっても、変わらず1学期分を繰り返し学習すべきだと思います。

日本史学習を進めるにあたって特別苦手な範囲はありませんでしたが、自分は暗記が苦手だったので細かな年号を覚えるのに四苦八苦しました。年号に限らず何度やっても忘れてしまうことは、ゴロにしたりすることで意外と記憶に残ります。土屋先生も面白いゴロを教えてくれるときもあります。やってみてください。 ただ、最も大事なことは何度も繰り返し学習することですから、苦手な箇所は敬遠するのではなく、逆に多くの時間と集中力を使って、得意な分野になるぐらい徹底的に覚えましょう。

夏期講習の復習と問題演習の是非

夏期講習は受講しませんでした。夏の間は教科書の学習を行って基礎固めをしていたので、問題演習にはとても入れませんでした。焦りはありましたが、暗記科目ですから暗記していなければ問題なんて解けないので必至にサクナビだけを学習していました。

2学期の学習と1学期の学習の兼ね合い

とにかく講義があった日は、その講義の内容の学習しかせず、忘れないうちに知識をある程度固めることを意識しました。講義がない日は1学期の内容を優先して、1学期の学習を2時間、2学期の学習を1時間程度行っていました。 土屋先生も講義の中で言っていたはずです。江戸時代までの学習がきっちりできているから明治時代以降の学習を焦らず進めることができる、と。

近現代の学習について

歴代の内閣総理大臣を全て覚えるのに手こずりましたが、覚え歌を作って毎日歌っていたら自然に覚えていました。 この時代は、産業や貿易など、比較的取っつきにくい内容が多いですが、嫌がらずに少しずつコツコツと覚えていき得意な分野にしてしまうと、他の受験生が面倒くさがる分、差がつけられるように感じます。

この時期にサクナビ学習で役立ったこと

なによりサクナビによる効率的学習を知ったことが、自分の最も大きな学習革命でした。あれだけの分量の日本史の語句を効果的・効率的に学習させるサクナビと、大学入試問題を解答することに的を絞った講義があったからこそ、自分は早稲田大学という第一志望の大学に合格できたと思います。何を、どう暗記すればいいのかがサクナビ学習で体得できるのです。 このことは大学に入学してからも定期試験でも活かされています。
そして、サクナビだけを繰り返し学習することで点数が伸びるということをはっきりと証明できました。さらにその自信は他教科へと波及し、他教科の学習意欲も向上しました。

模試の成績

さすがに、勉強を全くしていなかった最初の模試よりは少なからず良くなってはいましたが、まだ微々たるものでした。まだサクナビを始めたてで、知識があやふやだった分、11月まではたいした変化は見られませんでした。

他の受験生のこの時期の文化史の学習

多くの友人がなんだかんだと言い訳をつけて文化史を後回しにして、重要語句を覚えるのに躍起になっていました。大抵このような友人は最後まで文化史の知識を曖昧なままにしておき、本番で点数を落としていました。逆にしっかりと文化史をやっていた友人は点数が安定し、自然と偏差値も高い状態をキープできていました。

他の受験生は日本史学習をどのように進めていたか

勉強法に関しては十人十色で、オリジナルのノートを作っている人もいれば、通っている他の塾や予備校のテキストにマーカーで線を引いている友人もいました。
しかし、気になったのは、多くのテキスト・ノートがサクナビに比べ分量が大きく異なっていた点です。あくまで自分の視点ですが、必要のない用語が詰まった分厚すぎるテキストをよく見かけ、正直知識の量では不安になることもありましたが、結局その友人は最後まで覚えきることができず、日本史が足を引っ張り続けていました。質より量に走った結果だと思います。

センター試験を受験するつもりであったか

全く知りませんでした。11月頃にチューターの方に教えてもらうまで、センターで大学に行けるとも知りませんでした。
それから、一般入試の予行練習としてセンターを受けることを考え始めました。


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