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早稲田大学商学部合格 女子(現役合格)
流儀 其の壱 11,12月編

この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと

学校の休み時間などに友達が問題を出し合っているのをよく見ていたが、私の知らない単語(どんな単語だったかはもう忘れてしまったが…)がたまに出てきていたのを覚えている。それに用語集を使って勉強している人もよく見た。また、まだこの時期は過去問演習をしっかりしてわけではなかったが、時々知らない語句に出会うこともあった。もっと覚えなくてはいけないのかなと一瞬思ったが、あれもこれも覚えようとするとキリがなくなり英語や国語の勉強にも影響が出ること、受験日本史は「満点に近い点」を狙うより「合格点よりも上の点数」を狙えばいいということ、そして何より実際土屋先生の講義を受けた生徒が大勢志望校に合格しているということもあって、このやり方で大丈夫なんだと信じていた。

この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか

1学期の復習はコンプリの時に土屋先生に言われたこともあり、10月中には全ての箇所を終わらせた。場所によって復習した回数は異なるからはっきりとは言えないが、土地制度(などの以前勉強法で述べた箇所)は結構見直していた。

2学期の復習はできるだけ授業の記憶がまだ残っている早いうちからやることが大事。コンプリが終わってから家に帰るときに授業の録音を聞きながら一度軽く見直しておくと後でだいぶ違うと思う。2学期に習う内容は複雑な内容が多い(と思われる)が特に江戸時代では三大改革と開国のあたりの知識が混乱しがちだった。文化史の方も似たような感じで、江戸時代の思想史と明治初期の西洋文化・思想が入ってきた頃の文学史を覚えるのには苦労した。

夏期講習の復習は空き時間を見つけて勉強することに限ると思う。学校の授業があるのでまとまった時間をとるのは難しいが、空き時間などの小さな時間は結構あるもの。私はいつも夏期講習で使ったサクナビ・授業の録音を持ち歩いて復習を進めていた。1学期の授業とかぶる範囲がわりとあるので復習は進めやすいと思う。

冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想

Ⅰ期の講座では「日本史の戦場(入試文化史の総整理)」を受講した。コンプリで習ったことを違う見方でもう一度やることによって知識をしっかり定着させたかったということと、受験する予定のところで文化史がよく出る(土屋先生の講座選択ガイドを参照した)というのが受講理由である。私の中では思想史の知識がバラバラになってしまいがちだったが、この講座を受講することでそれが解消された。

Ⅱ期の講座では「日本史正誤問題の攻略(センター突破→私大難問克服)」を受講した。受ける予定のところで正誤問題が数多く出題されるのは分かりきっていたが、正誤問題の正しい解き方というのは知らなかったため受講することにした。単純に正誤問題の解き方だけではなく、正誤問題にも種類があること、解かなくてもいい(解答不能な)正誤問題があることを教わることができ、大変有意義な講座だったと思う。

Ⅱ期ではもう一つ、「早大日本史予想問題演習」を受講した。受講理由は言うまでもなく、早稲田大学を受験するためであり、またこの講座はよく当たると聞いていたため迷うことなく申し込んだ。実際に講座を受けてみて土屋先生はかなり入試問題を研究されているなと改めて感じた。また予想する範囲が漠然としたものではなくかなり絞られたものであったのが驚きだった。

サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと

以前に「コンパクトにまとまっている(項目ごとの関連性が分かりやすい)」と書いたが、それがいつでも便利だとは限らない。必要でない項目がない分全てが重要すぎて、目があちこちにいってしまうことが嬉しい不便さと言ったところか(苦笑)。そういう時はサクナビをあえて分割させて覚えたりした。時代の全体像や項目同士の関連性を見たい時と単独で見たい時で使うものを変えてみるといいと思う。

模試の成績はどうであったか。その成績は以前に比べあがっていたか

以前に比べて上がっていた。講座を受ける前は頭の中でごちゃごちゃになっていた経済史や日中戦争のあたりの範囲も授業のおかげでだいぶ理解ができ、点数が取れるようになった。

日本史に関する流言飛語について

幸いなことに特に友人間でデマが飛び交うことはなかった。学校の先生も授業内で「今年は○○から△△年だから出ますよ。」などと言うことは無かったと思う。しかし、一回どこかで「今年は○○から△△年!!」という言葉と共に出来事がずらずらとリストになって載っているのを見た記憶がある・・・。

受験生への応援メッセージ

この時期になってくると不安な気持になることも多いと思います。「このままで大丈夫なの?」「来年もまた同じ事を勉強することになるのかな?」…etc.私を含め合格した人でも不安な気持になったことはいくらでもあります。「周りは私よりも勉強している」、「思うほど判定が良くない」などと思うことが多かったです。しかし4・5月編でも書きましたが心の片隅には常に「来年の春は笑って迎えたい」という気持がありました。この気持が無かったら私はこの大学に入れていなかったでしょう・・・。

「気持で負けないこと、そして変な妥協はしないこと」、これが受験生の皆さんに贈る言葉です。


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