立教大学 社会学部合格 女子
流儀 其の弐 11,12月編
この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと
サクナビの復習・夏期講習のテーマ史のまとめと復習の両立が大変でした。他の授業の予習復習もあるのに、日本史の2学期の授業は毎週、着実に進んでいく。だからこれらの復習もおこなわなければならないし過去のサクナビの復習も欠かしてはならない。
正直、進んでいるのか戻っているのかわからなくて、同じ地点で足踏みをしているようで苦しかったことを覚えています。1学期のサクナビをより完璧にしておけばこのようなことにはならなかったと思います。
この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか
1学期までの復習は完璧ではないけれど終わっていました。サクナビの全体が2周いくかいかないかで夏休みが終わったと思います。2学期の復習は、重複する夏期講習のテーマ史と関連づけながら少しずつやっていました。文化史はあとでまとめて勉強する方法は絶対だめなので、時代ごとに人物や背景と絡めて覚えました。そのほうが、思い出す際に、同じ時代に一緒に覚えた関連語句も引き出されるので記憶が単独ではなくなります。江戸時代は範囲も多いし、将軍の順番や時代背景など、複雑です。でも私は近現代に比べたら、江戸時代は比較的すきだったのであまり苦もなく学習できました。
夏期講習のテーマ史の学習は、サクナビが進むにつれてより関連づけられていくので、サクナビがある程度進んだらテーマ史を見直すという方法をとっていました。2学期の復習もあるし、夏期講習のまとめもあるし、2学期はやることを書き出しただけで頭がパンクしてしまいそうでした。でも、2学期のサクナビの復習の手を止めてしまうことは絶対だめです。一回止めてしまうと、どんどんたまって取り返しがつかない量に膨らんでしまいます。毎日着実に少しずつ繰り返すことが重要です。
冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想
私は『日本史の戦場 近現代 政治・経済・外交テーマ』などのテーマ史の講座を受講しました。あれもこれもとったところできっと復習はできないだろうと思っていたので、テーマ史のみに絞って学習をしようと思ったのです。テーマ史をとったほうが1・2学期のサクナビがすべて体系化できるので、整理しやすいです。先生の言う、縦軸と横軸がそろって網の目が細かくなるので、語句がより関連づけられて引き出しやすくなりました。もちろん、これは私の受験する大学と日本史学習の進捗に応じた講座選択です。センターや正誤問題の対策をたてるなら、『日本史の戦場 正誤問題の克服』や夏期講習の講座をフレックスサテラインで受講するのもいいでしょう。
サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと
サクナビの一番のマイナス点は、B5サイズの枠にびっしり詰め込まれていて、印がつけにくいことです。余白があまりないのでメモも書き切れません。見にくいノートはいやだったので、私はA4サイズに拡大コピーして余白を多くつくり、たくさんメモをとりました。日本史に限らず、テキスト丸ごとを毎日持ち運ぶのは重いし無駄なので、自分に一番しっくりくる方法を考えて習慣化することをお勧めします。
模試の成績はどうであったか。その成績は以前に比べあがっていたか
模試の成績は比較的良い方でした。毎回8割から9割を取っていました。ただ早大プレのときの成績だけは最悪だったことを覚えています。現役時代に受けた模試は毎回出来たときと出来なかったときとで変動が大きかったのですが、代ゼミで浪人した1年間で受けた模試の日本史の成績は安定していました。
失点した箇所は、ど忘れや単純な漢字ミスなどもったいないものが多かったので、家に帰って復習をしながら確認をし直しました。模試などで間違えて悔しい思いをした箇所は、次に違うところで聞かれたときに記憶がよみがえるので必ず見直しをしてください。
日本史に関する流言飛語について
私の受験した年が2011年で、辛亥革命からちょうど100年ということもあり、このあたりから出題されるのではないかという話は誰かが言っていたような気がします。
受験生への応援メッセージ
もう今年1年がおわりますね。浪人している人は、現役で大学を決めてひと足早く学生生活の1年目を終わらせる友達をうらやましく感じてしまう時期でもあるのではないでしょうか。年が明けたら勝負の日は一気に目の前まで迫ってきます。成績がなかなか上がらず歯がゆい思いをするのもこの時期です。でも今踏ん張れば、次のステップに上がれます。年の暮れは少し休んで、すっきり気持ちを入れ替えてみるのもいいのではないでしょうか。