流儀　其の伍　11,12月｜合格者の流儀　上智｜日本史の戦場

上智大学　法学部合格　男子
流儀　其の伍　11,12月編

この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと

この時期から上智大学の過去問を意識し始めるようになり、過去問を行っているときに自分の知らない用語が選択肢に含まれていたりして焦ることもありました。しかし、これまでに自分がどれほど日本史の勉強してきたことを振り返り、自分が知らないなら他の人も知らないであろうことや、それ故受験日本史の絶対量を示してくれた土屋先生のサクナビ以外のところで出た問題は捨て問であろうこととポジティブに考えることで不安を解消していきました。

この時期にはまだ日本史全体の学習が終わっていない受験生もいるでしょうが、今までにやってきたことまで信じられなくなっては受験では勝てません。これまで積み重ねてきたことには自信をもって対応することが大切だと思います。

この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか

この時期は２学期の内容を重点的に復習していました。入試の出題傾向として、この時期に授業で学習した範囲が比較的多く出るということだったので、おろそかにしないように心がけていました。近現代において自信のない人、未履修の人はフレックスサテラインで土屋先生のオリジナル単科日本史の戦場を1学期だけとってもいいかもしれません。土屋先生の単科は1学期は明治から昭和の戦前までを論述の視点も踏まえて分かり易く講義しています。

僕はある程度日本史における近現代の枠組みができていたため授業を復習することでうまく消化できましたが、そうでない人は近現代では同じ年でも分野ごとに様々なことがおきているので、うまく関連づけることができずにパニックになるかもしれません。僕も現役の時はこの枠を作るのにかなり苦労していました。土屋先生のオリジナル単科で近現代の大枠をつかんでおくと２学期の授業の内容をうまく消化、吸収できると思います。

冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想

冬期講習は大学別の対策ゼミを申し込みました。例年土屋先生の大学別対策ゼミは当たると評判だったので。実際、早稲田対策ゼミにおいて学んだ内容が早稲田や慶応の入試に出たりと受講した価値はありました。また、前に書いた近現代の枠を直前になってもつかみきれない、もしくは得点力をもっとつけたいということであれば｢日本史の戦場　近現代政治・経済・外交テーマ史｣を受講した方がいいと思います。土屋先生は大学別の講座ガイドをホームページに掲載したり、授業で配布していますのでそれを参考に講座を受講すればいいと思います。

ただし、大学入試は英語から始まる場合が多いです。英語で出鼻をくじかれないようにしないと、後に日本史の時間でもモチベーションを維持することができず思うような結果が発現できないかもしれません。

サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと

正直に書くと僕は受験日本史の学習に対して疑問を持っていました。大学入試にとおるための学習とはいえ、日本史の深みを知らず用語ばかりつめていくことが本当に日本史を学習したと言えるのか。また、付け焼刃のような知識を持った受験生を大学側が求めているのか。そうであるなら入試問題がなぜ思考性の高い出題形式にならないのか。

このような疑問を抱えることなくサクナビを学習している受験生は迷うことなく勉強を進めてもらいたいのですが、僕自身この問題に対しての疑問がいつまでも解消されずに日本史の奥深くまで知りたいと思い、必要以上に日本史においては時間をかけてしまいました。志望校に合格した今、自分がやったことにたいして後悔はしてないものの、当時の学習が効率的かというとそうではないように感じています。日本史が得意科目であったために割り切った学習では満足できなかったのかもしれません。