上智大学 法学部合格 男子
流儀 其の伍 7,8月編
夏期講習の受講講座と講座を受講した理由、経緯
僕は夏期講習をとりませんでした。というのも、7月にもなると4月に受けた内容があまり頭に残っていなかったため、8月中は一学期に受けたコンプリートの授業をボイスレコーダーで繰り返して聞き完璧にしようと思ったからです。ただ、このやり方は今思うとかなりリスクがあったと思います。日本史が得意で、高校時代の蓄積がありテーマ史、戦後史に不安があまりなかった僕だからこそこの選択ができたのです。
一般的には復習→知識定着講座としてテーマ史、一学期の学習完成講座として正誤対策などの形式別の対策講座を受講するといいと思います。
いずれにしても夏期に一学期のサクナビを復習できたのは大きな強みになりました。近現代など先の不安はあるかもしれませんが、土屋先生の指示どおりに授業で終わった範囲を完璧にすることが重要です。
1学期のサクナビの復習状況と8月後半に日本史学習で悔やんだこと
僕は一学期のコンプリートの授業の復習を8月までに終わらせました。今振り返ると、夏に5コマを使ってやる「日本史の戦場 戦後史の克服」を受けておいたほうが良かったかもしれないということが心残りです。2学期にも戦後史はやりますが、実質3コマで、復習の時間も限られてくるので学習パフォーマンスはあまりよくないと思います。
また、夏に戦後史を終わらせておくことで直前期に英語、国語の総チェックをする時間が増えたりとメリットのほう多いです。日本史は積み重ねの科目なため、夏は費やせるだけ費やすことをお勧めします。もちろん、他教科をおろそかにしないことが前提です。
1学期のコンプリのサクナビと講習講座のサクナビの連動性
僕はテーマ史を受けていないので詳しくはわかりませんが、テーマ史というのはコンプリートの知識があってこそだと思います。コンプリートの内容をおさえた上で、テーマ史をとることで日本史という科目を体系だてて理解することが出来ると思います。また、土屋先生がよく言われる、「知識を関連づけて網の目のようにする」にはテーマ史の学習は大変効果的だと思います。
周りの受験生は日本史における夏期講習をどのように考えていたか
夏期講習をとることで安心していたようです。レギュラー授業の復習と夏期でやったテーマ史を関連させることができず、人よりも勉強した気持ちになっているようでした。その時期の目的をはっきりさせて学習を進めていかないと学習効果があがらないと思いました。
また、土屋先生の授業をとっていない友達は、日本史が苦手で夏だけ土屋先生のテーマ史を受けていました。彼は「受けてよかった」と言っていましたが、ベースとなる通史のコンプリート日本史をうけていたらもっと効果的だっただろうと個人的には思いました。
夏の暑さ対策
暑さは薄着をしていくしかありませんが、暑いときほど注意しなければいけないのは冷房による寒さです。羽織りもの一枚もっていくとだいぶ楽になります。夏バテにはリポDなどを飲むことで調子がよくなると思います。
夏に受けた模試の成績
夏に衝撃的だったのは早大プレの日本史で学部内順位が一桁だったことです。ただ英、国が芳しくなかったため日本史よりも他教科に力を入れていこうと思いました。
スランプはあったか。どのようにして乗り越えたか
スランプは英語と国語です。点数が安定せず、模試ではどちらかが崩れ点数があまりよくありませんでした。とりあえず、英、国の夏期講習はとったのですが、それでも克服できず受験においての大きな壁となりました。
受験校は決まっていたか。いつぐらいから決めていたか
法学部にいきたいと思うようになったのは8月の終わりくらいですが、受験する大学は5月くらいに決めていました。早い段階で受験校を決めておくことでモチベーションを高めることが出来ると思います。
ストレス解消(息抜き)にやっていたこと
僕が受験期の年はドラクエが出たのでプレイしました。はまるのはよくないと思いますが、受験生言えど人間。煩悩の塊なわけで、かの達磨大師でさえ煩悩を捨て去るのに9年もかかったわけですから、無理をせずやりたいことはやったほうが精神的にもいいと思います。ストレスを溜めても受験勉強にはマイナスです。ただ、土屋先生のコラムにもありますが、意志の弱い人は習慣性の強いものはやらないほうがいいと思います。