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上智大学 法学部 合格 男子
流儀 其の壱 5,6月編

サクナビの効率性と受験勉強への影響

僕の場合、土屋先生のサクナビ学習の効率性には比較的早くに気づきました。しかし、サクナビ学習のメリットは効率性だけではありませんでした。それは「日本史学習に対しゆとりを持つことができる」ということです。しかし、この時期には私の場合それが裏目にでてしまいました。というのも、授業をうけた後の復習でサクナビを清書して完璧なものにすればするほど、「このサクナビがあれば日本史は問題ない。暗記はいつでもできるのだから、今は英語や国語をやろう。」という気持ちになってしまい、反復して知識を定着させるということを軽んじるようになってしまったからです。

日本史の成績の推移とスランプ

この時期、僕はサクナビが与えてくれる安心感ゆえに、逆に日本史の成績が下降ぎみになってしまいました。サクナビへの強い信頼性から自身の学習そのものを怠り、結果、知識を定着させるということを軽んじてしまったのです。そのため、模試の範囲が広くなるにつれ徐々にほころびが見え始めました。私は比較的早くそれに気がつきましたが、そのマイナス分を取り戻すために多くの時間をかけることになりました。これを読んでいる受験生のみなさんは、この落とし穴には十分気をつけてほしいと思います。

サクナビ学習で効率性以外に感じたこと

サクナビは効率よく学習できる「まとめノート」というだけではありませんでした。というのも、暗記する範囲・出題パターンが時代別に(ある箇所はテーマ別に)一目で理解できるように作られているため、形式別のポイントを絞った学習が可能となり、そのため常に受験に直結した学習ができるように工夫がなされていました。そのため、受験勉強をしていても「安心感」が得られるのです。このことは私にとって大きなアドバンテージとなりました。

モチベーションの保ち方

この時期は代ゼミの授業にも慣れてきて、気持ちがだれやすくモチベーションの維持が難しくなります。僕はそういう時にはムリに勉強をたくさんやらず、スパッと早めに切り上げてマンガを読んだり、音楽を聴いたりして気分転換をしました。これは今振り返ると正しい判断だったと思います。

よく浪人生(受験生)は「勉強以外のことに時間を割くな」などといわれますが、それはよい考えだとは僕は思いません。リフレッシュが勉強効率をあげることは多々あるからです。けれども、友達とどこかへ遊びに行ったりするというのはあまりオススメできません。どうしても多くの時間を使ってしまいますし、遊び終わった後すぐに勉強に切りかえるというのは難しいものです。あまり時間がかからず家で自分だけで出来るような気分転換方法がいいと思います。勉強中にガム・飴などを食べるのもオススメです。

受験と親

僕の場合は、勉強に対して親は何も言ってきませんでしたが、模試の結果は良かろうが悪かろうが自分から全てみせるようにしていました。そのことは、なんとなくですが、勉強の原動力につながっていたような気がします。


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