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上智大学 法学部 合格 男子
流儀 其の壱 7,8月編

夏期講習の受講講座と講座を受講した理由、経緯

日本史の夏期講習に関していうと、「受講すればするほど日本史の偏差値があがる」と勘違いしてる人が多かったと思います。実際そんな魔法のようなことは起こりません。土屋先生は様々な講座を用意してくれていますが、それは一人一人自分に足りないものを補えるように用意されたものであり、全ての講座をとれなんてことを先生は一言も言いません。

僕の場合、志望学部が政経・法だったので日本史の出題される 時代で頻出だったのが「日本史の戦場 戦後史の克服」でした。コンプリの授業でも戦後史は扱うのですが、授業でやるのは二学期の終わりだったため自分で復習する時間が限られてしまうと思いましたし、夏のうちからやっておけば自分の得意分野にできるのではと思いました。さらに夏期講習の戦後史のテキストは、テーマ史ごとに学習できるようになっているばかりか演習問題までついていました。以上の理由から僕は戦後史の講座をとることに決めました。

1学期のサクナビの復習。この時期の日本史学習での後悔したこと

1学期のコンプリの復習ははっきりいって完璧ではありませんでした。サクナビという洗練されたよりどころがあったため、反復する回数を減らしてしまったのです。また1学期の復習をおろそかにしてしまった要因として、「明治・大正・昭和」の範囲を気にしてしまったというのがあります。1学期の範囲を完璧にしないうちに2学期にやる範囲を意識してしまったのです。難関私大ほど、明治以降が重点的に出題されるという統計に目がくらんでしまいました。これが、僕の夏の最大の失敗です。明治以降がたくさん出題されようが、どっちみち1学期やった範囲が出来なければ大学には合格出来ません。また、この失敗は夏の模試にははっきりとみえてきません。夏の模試は出題範囲が決まっていることが多く、模試前にその範囲を見直しておけば、70近い偏差値がでました。しかし、出題範囲が指定されなくなった二学期の模試で偏差値は60くらいにまでがくっとさがりました。この時、夏の間に一学期の復習をおろそかにしてしまったことをとても後悔しました。

夏の暑さ対策

夏は暑いので昼間のうちに家に帰るのではなく、冷房のきいた自習室でやるのがオススメです。そして夜、涼しくなった時に帰れば暑さによる不快感を感じずにすみます。僕は9時に家に着くように帰り、夕飯をたべながら観たいテレビ番組を観ていました。勉強にメリハリをつければ、テレビをみたりするのは全く悪いことではありません。この時間が僕にとっての息抜きでした。

1学期のコンプリのサクナビと講習講座のサクナビの連動性

夏期講習の復習は受験前日まで繰り返し行いました。よく、夏期講習のテキストを夏以降あまり勉強しないという人がいますがそれは非常にもったいないです。入試まで定期的に復習し、その分野が出たらラッキーと思えるくらい極めるつもりでやるのが肝心です。1学期に学習したコンプリの範囲とは全く違うので、内容的に連動するということはなかったんですが、サクナビを使った学習というのは一緒なので学習方法は何の苦労もなく連動させることができました。そのため、コンプリを勉強した後にそのまま戦後史もやるといった、勉強の流れは多かった気がします。このように日本史に関しては、学習法がしっかり確立されていたため、他教科との勉強のバランスなどで困ることはこの時期ありませんでした。

スランプはあったか。どのようにして乗り越えたか

また、この時期スランプに陥るという人もいることはいましたが、僕の場合、スランプというものを体感できるほど勉強ができたわけではないので、スランプというものは僕にはありませんでした。点数が落ちれば、間違えた部分を復習し、また基本にもどるという繰り返しです。

受験校は決まっていたか。いつぐらいから決めていたか

受験校は僕は浪人が決まった時から決定していましたが、夏の時点でも変更する気はまったくありませんでした。第一志望の設定は自分の勉強へのモチベーションにもなるので、ちょっと成績が悪いくらいで簡単に変えないほうがいいと僕は思います。


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