早稲田大学 教育学部合格 現役合格男子
流儀 其の二十三 9,10月編
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夏に日本史を学習した反動やその克服法
夏期講習を受講しなかったので、夏休みに日本史の勉強に多く時間をかけすぎてしまっていました。だから2学期は日本史の勉強時間を少し減らしました。といってもまったくしなかったわけではありません。それまで以上にすきま時間を活用して日本史の勉強をするようになりました。学校の休み時間など、ちょっとした時間を見つけてはサクナビをやっていました。特に9月は学校の文化祭があったので忙しく、英語や数学で手一杯だったので、日本史の勉強はすきま時間を活用することがほとんどでした。
9・10月は1日の時間の使い方に悩んだ時期で、1日の時間の使い方を紙に書き上げ、無駄な時間を減らすように心がけました。1週間のスケジュールをつくるのではなく、その日のやることリストを書き上げたことによって受験勉強そのものでも無駄がなくなりました。 すきま時間(限られた時間)で日本史を学習するのであれば、このリスト書き上げは有効です。現役生であれば、学校での時間割が決まっているのですきま時間を特定しやすいはずです。前の日の晩に次の日のすきま時間やることリストをつくっておくといいでしょう。
1学期までの復習は終わっていたか
1学期までの復習は夏休みに何回も繰り返したので、だいたいの知識は固まりました。しかし、文化史の仏像の名前や、源氏や平氏の名前を覚えるのには苦戦し、何とそのまま放置してしまいました。これらは他と関連させて暗記することが難しく、結果反復回数に定着度が比例してしまうからです。結局この2つは最後まで中途半端に暗記していたので、入試本番で出ないことを祈るばかりでした。こうした箇所があった場合は、早めに書いて覚えるなど臨機応変に学習方法を切りかえた方がいいと思います。また、1学期までの範囲で苦手な部分があったら、夏休み中、遅くとも9・10月までには克服しておくべきです。近代史に入ってくると覚えることが多くなるので、後まわしにすると手遅れになります。
夏期講習の復習と問題演習の是非
早稲田大学や慶應義塾大学の過去問をやり始めました。これはレベルや問題形式を把握する上で大変重要なものでした。過去問の演習をすることで自分が苦手な部分を見つけ出し、早めに対策をすることができました。また学校の授業でも様々な大学の過去問を解いたりしていました。土屋先生のサイトにもありますが、志望大学の過去問を行なうことは必要です。しかし、大切なのは過去問を行なった後にその検証を行い、自分が学習しているサクナビに帰着させることです。これができない人はまずサクナビを徹底して反復しましょう。
2学期の学習と1学期の学習の兼ね合い
1学期の復習は、学校の休み時間にサクナビを眺める程度にとどめ、ほとんどを2学期の範囲の復習にあてていました。具体的な時間は覚えていませんが、1学期の範囲を30分、2学期の範囲を1~1.5時間くらいやっていた気がします。前にも書きましたが、今思えば眺めるだけではなく早くからきちんと書いて復習した方が結果的には効率が良かったと思います。
近現代の学習について
政党を覚えるのがとにかく苦戦しました。私はとにかく政党と人物の関係を紙に書いたり、論述問題などを使って自分で文章を書いたりして克服しました。
あとは近代の経済史です。近代経済史は入試で出題されるにも関わらず本当に分りづらい箇所です。私は幸いにもサテラインのDVDを何度も繰り返し見ることができましたので、徹底的に復習できました。昭和経済史は他の参考書などを見ると絶対混乱するので、経済史をとても分かりやすく教えてくれる土屋先生の説明だけを頼りに頑張りました。その結果経済史を克服し、得点源にすることができました。
この時期にサクナビ学習で役立ったこと
歴史事項をほかの時代の語句や関連事項とリンクさせることで、知識の定着が格段に早くなり、アウトプットも楽になりました。「語句をリンクさせることがこれほど効果的だとは」ととても衝撃を受けました。
模試の成績
下がりはしませんでした。しかし偏差値70の壁は相当厚く、なかなか超えることはできませんでした。
他の受験生のこの時期の文化史の学習
文化史は結構みんな必死にやっていました。休み時間に友達同士で文化史の問題を出し合ったりしていました(笑)
他の受験生は日本史学習をどのように進めていたか
私の周りみんなサクナビをやっていましたので土屋先生以外に教わっていた生徒がいませんので土屋先生以外の他の受験生のことはわかりません。
センター試験を受験するつもりであったか
センター試験の仕組みは担任の先生に教えてもらい、センター出願校もこの時期にはだいたい決めていました。
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