早稲田大学 社会科学部合格 現役女子
流儀 其の二十二 9,10月編
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夏に日本史を学習した反動やその克服法
集中した夏の日本史学習で、9月・10月の日本史学習はおろそかになりました。日本史に限らず、他の教科も少しおろそかになっていたと思います。この時期は、文化祭や夏休みの勉強の疲れでとにかく眠かったです。だから、23時前には寝て5時前に起きていました。眠いまま勉強しても頭には入りません。眠かったら寝てしまい、朝早く起きるのがいいと思います。
日本史は夏休みの間は本当に力をいれて勉強していたので、この時期は他の教科に時間をまわしてもいいかな?と思っていました。日本史をやらない日もありました。しかし、そんな日々が続いて「そろそろ日本史もまたやんなきゃ。」と思いサクナビを開いたら、夏に一生懸命覚えたことを忘れていたのです。自分でもびっくりしました。焦りましたよ。
日本史は、毎日コンスタントにやらなくてはいけないのだと思い知らされました。他の教科に時間をまわしたくても1日30分だけでもいいので毎日、日本史は勉強すべきです。
1学期までの復習は終わっていたか
学校でのサテラインでしたのでコンプリート日本史をもう一度全て見返しました。2回目を見ると、1回目に見落としていた部分が見つかったり、より理解が深まったりします。映像を繰り返し見ることのできない人でも録音をしておけば同じ効果があると思います。誰でも最初は録音は無駄だと思うのですが2回目以降の聞き直しの効果は絶大です。映像を繰り返し見ることのできない人は必ず録音をしておきましょう。
私は2年の頃から日本史をやっていたので、1学期の復習は何度もできていました。10回以上はしていたと思います。1学期までの範囲で、苦手だったところは江戸時代の初期外交と鎖国です。何度やってもここだけはなぜか完璧に覚えられませんでした。だから、模試直前には必ず確認していました。好きだったところは、系図です。系図は何度も書けば必ず覚えられます。何も見ずに藤原氏と天皇家、平氏源氏や足利氏の系図が書けた時はちょっと達成感がありましたね。心配だったのは、2学期の復習です。内容が濃くなり覚える量も増えたので、最初は時間をかけたわりには覚えられませんでした。しかし繰り返し復習をしていくうちに、内容は頭に入ってきました。とにかく反復が大事です。
この時期、先生の史料参考書は愛読書でしたね。電車でこれで勉強するのは恥ずかしく(表紙が・・・笑)ブックカバーをしていたのですが、いつも読んでいたのでブックカバーがボロボロになってしまい逆に恥ずかしかったので外しました(笑) 入試で史料の問題は必ず出ます。史料の内容を使った正誤問題も出されます。史料の勉強は必須です。
夏期講習の内容は通史の+αとテーマでの関連づけですので、通史の復習をしているときに夏期講習の清書を横に必ずおいていました。文化史以外は、夏期講習の復習はガッツリはできませんでした。ただ、通史と夏期講習を連動させることを常に意識していました。7・8月編にも書きましたが、江戸時代の儒学者の系図を覚えていないと後になって焦ります。この系図は重点をおいて、必ず復習して下さい。
夏期講習の復習と問題演習の是非
夏期講習の復習は先ほども書きましたが徹底できませんでした。しかし、通史と夏期講習講座内容を連動させて復習を行なっていたので、夏期の復習にもなったと思います。重要な事は通史のサクナビを中心にしていかにサクナビ内で関連させて完結させて暗記するかということです。
また、サテライン予備校に通っていたときに、問題集としてZ会の教材を勧められました。言われた当初はやろうと思っていましたが、結局やらなかったです。時間がなかったからです。サクナビをやるだけで精一杯でした。夏ごろからは、サクナビ以外で勉強したことはありません。
400字論述に慣れるために国立大学の過去問はやっていました。論述は土屋先生に添削していただきました。この時期、私立大学の過去問は高校の授業でしか解いたことはなかったです。もちろん、サクナビで十分入試問題は解けました。
2学期の学習と1学期の学習の兼ね合い
私の場合は5月下旬に1年分の受講が終わってましたので、1学期の復習はできていました。しかし、2学期の復習ばかりやっていると1学期の内容を忘れてしまいます。この時期は、1学期:2学期=1:3くらいの比率で復習していました。
近現代の学習について
とにかく政党を覚えるのが大変でした。しかし、常に政党に注意して何度も復習していたら、頭に入ってきました。反復は大切ですよね。また、
大正デモクラシー、近現代教育史の部分も覚えるのに時間がかかりました。最終的には書いて覚えました。
近現代史で何と言っても重要なのは、経済史です。金本位制の原則の講義は、くるくるパー文系(笑)の私には理解が難しかったです。しかし、サテラインを見返して復習しているうちに理解できるようになりました。
厳しい言い方かもしれませんが、「わからない。覚えられない。」 そんなことを思っていたって、日本史の成績は上がりません。わからないのならわかるようにする努力を、覚えられないのなら覚えられる努力をして下さい。土屋先生のサクナビはきっとあなたを助けてくれます。何度も何度も復習して下さい。
この時期にサクナビ学習で役立ったこと
1学期と2学期の途中までの見開き1ページずつのサクナビが(もちろん文化史も)、そのまま頭にインプットされたことです。サクナビは受験日本史の神と呼ばれている土屋先生が、研究に研究を重ねて作ったテキストです。このサクナビが頭にそのまま入っていれば、日本史で合格点に達しないことはありません。
しかし、サクナビをそのまま頭にインプットするには、何度も何度も復習しなければなりません。私は日本史学習でこの癖がついていたので、英語の難単語や国語の難語などを覚える時に何度も繰り返しやることが、苦ではありませんでした。
模試の成績
記述模試は、河合塾では偏差値77、ベネッセ・駿台では偏差値76でした。
マーク模試は、100点か90点代でした。
偏差値だけで見ると夏に比べて下がりましたが、日本史が得点教科であることに変わりはありませんでした。この時期から国語の成績が低迷し始めたので、日本史で安定して点数がとれることはとても安心できました。
他の受験生のこの時期の文化史の学習
土屋先生の授業をとっていない友達はいなかったので、わかりません。しかし、文化史をこの時期にやっていないのは本当に危険ということだけは言えます。
他の受験生は日本史学習をどのように進めていたか
通学時の電車の中で、一問一答や教科書をやっている人はよく見かけました。たぶん受験には間に合わなかったと思います。
センター試験を受験するつもりであったか
国立も併願でしたしMARCHはセンター利用で受かりたかったので、センター試験は必ず受験するつもりでいました。センター試験に関する仕組みは全て高校の担任の先生が教えてくれました。
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