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早稲田大学 文化構想学部合格 現役女子
流儀 其の十七 9,10月編

夏に日本史を学習した反動やその克服法

夏休みと勉強時間はさほど変わりませんでしたが、文化祭も終わり受験勉強が本格的に始まったという感じでした。
私の夏休みの勉強時間は圧倒的に他の受験生よりも圧倒的に少ないということは自覚していたのでモチベーションが低下というよりも焦りと不安でいっぱいでした。その焦りから睡眠時間を極端に削ったりした時期もありましたが、肝心の勉強時間に眠くなるという今思えばあまり意味のないことをしていたなと思います。睡眠時間はしっかりとりましょう。

また、二学期の授業が始まり、新しく覚えることが増える一方で1学期の復習もしなければならず、やらねばならないことがありすぎる、でも睡眠時間は削れない・・という葛藤の毎日でした。

それに加えて、ほかの予備校に行っている人たちの中には過去問を解き始めた人もいて、解いたほうがいいのだろうか・・でもまだ習っていない範囲もあるし意味がないんじゃないか・・というとにかく日々葛藤でした。

1学期までの復習は終わっていたか

9月に一通り終わったという感じでした。文化史は好き嫌いとかそういう感情はなく、ほかのサクナビのページと同じサイクルで復習していたので文化史だけが遅れるということはありませんでした。けれど、文化史は理屈がほとんどない(理屈はありますが、それを踏まえると終わりません)のでやらないとどんどん忘れます。面倒くさがらず、定期的に復習しないとだめです。

苦手な分野は室町時代と院政のあたりです。苦手=思いだすのに時間がかかる、辛い。なので、苦手なのにやりたくなくなってそこだけ復習の回数が少なくなるという負の連鎖が起きてしまい大変でした。
しかし、模試などでやはりその範囲が点数がとれず、復習をしなければだめだと思い、苦手な分野は日にちを開けず毎日復習することにしました。毎日やれば必ず覚えられます。なので、なかなか覚えられなかったら毎日、もしくは1日2回とか復習すればいいんじゃないかと思います。

夏期講習の復習は講習を受け終わった後集中的に復習し、その後9月ごろからは一定の日にちをあけて復習していました。9月から二学期がはじまり、また新しく覚えることが増えたこともあって、だんだん夏期の復習はおざなりになってしまいました。しかし、夏期講習のときに土屋先生が「10回は復習しろ」という言葉を受けて夏休みに10回復習していたので、日にちがあいてもある程度は覚えていることができました。回数そのものに意味はないと土屋先生はおっしゃっていましたが、10回の効果はすごいです。


夏期講習の復習と問題演習の是非

問題演習は迷いましたが、結局何もやりませんでした。時間がなかったからです。この時期は問題解く暇があったらサクナビを徹底的に覚えようというスタンスでやっていたので、問題集、過去問は一切手をつけませんでした。

2学期の学習と1学期の学習の兼ね合い

1学期:2学期=4:6でした。気持ち2学期のほうが多かったかもしれません。2学期はどうしても復習する回数が1学期よりも少なくなってしまうので、2学期に時間を割くようにしていました。中でも2学期に習う文化史はなかなか覚えられなかったせいもあり時間をかけました。

近現代の学習について

サクナビにまとめられた各語句の位置関係が非常に重要になってくるということです。これは過去問を解き始めてから自覚し始めたことなのですが、内閣と出来事、その出来事の順番、外交との絡みは問題を解く際にサクナビをどれだけ正確に思い出せるかにかかっています。ですので、サクナビでつなげられた語句や項目の位置関係は重要なのです。

政党の移り変わりもとても苦労しました。これはもう復習を重ねるしかありません。私は紙に何度も書いて復習しました。なにも見ないでもサクナビが絵のように頭に思い浮かぶのを目標にこつこつと覚えていました。
また、近現代史は経済や外交など理屈で覚えることも増えてくるので、録音をして何度も聞くことをおすすめします。


この時期にサクナビ学習で役立ったこと

経済の理解が深まりました。高校の授業で習った時は、原理原則はふっとばしてひたすら暗記でとても辛かったのですが、理屈がわかればこんなにわかりやすく、覚えやすく、興味もわきました。

また、受験の日本史=知識量ではないということです。どんなにマイナーな、それこそ重箱の隅をつつくような知識をたくさん持っていても、それが合格につながるとは限らないということは実際早稲田大学を受験してみて実感しました。サクナビだけで本当に合格点はとれます。


模試の成績

授業で習った範囲、特に1学期に習ったところは確実に点数がとれるようになりました。
習っていなかったところは特に気にせず、すでに習ったところの正答率を気にするようにしていました。


他の受験生のこの時期の文化史の学習

直前期に始める人が多かったように思います。でも入試を受ければ文化史の問題は必ずどこかで出てきます。必ず出るのだから後回しにする理由も必要もありません。やりましょう。また直前期は誰でも焦るし、そんな中文化史を新たに覚えるというのはきついと思います。

直前期は今までやったところの確認でいっぱいいっぱいになるはずです。
直前期の自分を苦しめないためにも、余裕のあるうちから文化史はこつこつとやっていくのをおすすめします。


他の受験生は日本史学習をどのように進めていたか

継続して一問一答をやる人が多かったです。 間違えた問題に付箋をきれいに貼っていくという人もいました。
日本史は直前に詰め込むといって、あまり勉強していない人もいました。今、振り返って自分のやってきた日本史学習とこれらを比べてみると、いかにサクナビ学習が効果的であったか、他の学習にリスクが高かったかがわかります。

センター試験を受験するつもりであったか

センター試験の仕組みは学校で説明会があったので知っていました。試験の練習と、一応の勉強の区切りという意味を兼ねてセンター試験は受験しました。



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