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早稲田大学 法学部合格 女子
流儀 其の十二 4月編

土屋先生の日本史講座を選んだ理由

私が代ゼミを選んだのは、校舎がきれいだから、そして単科授業が充実していたからです。私は英語ではなくフランス語受験であったため、英語の授業が必修となっている大学受験科に入ることはできないと分かっていました。したがって予備校では国語と日本史の単科授業を受けようと思っていたのですが、他の予備校では浪人生対象の単科はほとんど設置されていませんでした。

しかし代ゼミの場合はどの科目も豊富に用意されていて、しかも早大現代文や早大古文、早慶上智日本史問題演習といった、早稲田をはじめとする難関大を目指すための授業も数多く設置されています。とにかく早稲田に入りたいと思っていた私には最適だと思い、迷わず代ゼミに入ることを決めました。

土屋先生の授業を選んだのは、高校の時日本史のクラスで隣の席に座っていた友達が、いつも土屋先生の史料集を使って勉強していて、「すごい先生だよ!!」と言っていたのを思い出したからです。そのあと代ゼミのパンフレットの先生方の紹介ページに、土屋先生が「日本史はたった1冊のノートで終わります。」とお書きになっているのを見て衝撃を受け、「本当にすごい先生なんだなぁ」と思い、受講することにいたしました。

土屋先生の授業を受けた最初の感想。最初のころのノートまとめ奮闘記。

とにかく先生の早口に驚きました。はじめはビデオの早送りを見ているかのような気分でした(笑)。それでいて先生のお話は本当に面白くて、浪人生活が始まってから暗くなっていた私も最初に受けた授業から爆笑していました。ここまで日本史を笑いにつなげられる先生は他にいないだろう、と。でもそれと同時に、それまでの自分の日本史学習に対する甘さを痛感しました。分かっていたはずのところも、先生の説明を聞くとまったく分かっていなかったことに気付く、ということが何度あったか…。現役時代の自分が情けなくなるほどでした。

授業の速さに慣れるまでには少し時間がかかりましたが、志望校に合格するために土屋先生にしっかりついていこうと身が引き締まる思いで授業に集中し、聞き逃しのないように努めました。

私は土屋先生のコンプリート日本史の授業を3,4限に受けていたので、授業が終わったあとは自習室に行き、その日の授業内容をその日のうちに復習するように心がけました。サクナビに関しては、清書をするとそれだけで満足してしまう恐れがあり、自分で言うのも変ですがきれいに書けていたので清書はしていませんでした。復習するときは、授業中先生が説明してくださったことをひとつひとつ思い出しながら(はじめのころはまだ授業を録音していませんでした)、流れを意識して読みながら書き、読みながら書きを繰り返して覚えていきました。特に読み方や漢字の難しいものは念入りに覚えました。また、私はこの1年で絶対日本史を得意科目にしたいと思っていたので、日本史を勉強しない日をつくらないようにしていました。そのおかげで早い段階で日本史の学習サイクルができ、その後の学習に遅れをとらずに取り組んでいくことができたと思います。

授業に慣れてくると、授業が終わった時点ですでにその日の内容がかなり頭に入っているようになったので(これも土屋先生のすごいところだと思います!)、スムーズに復習を進めていけるようになりました。

4月までの日本史学習

もともと日本史は好きな科目でしたが、特別得意とは言えない状態で、「まあ他の科目に比べたらできる方かな…」程度のものでした。学校での日本史の授業ははっきり言って良くなかったので、テスト前だけ勉強して可もなく不可もない点数を取っていました。テスト後は復習もせず、またテストが近づいてきたら慌てて次の範囲を勉強するといった具合でした。

周りの友達はとにかく一問一答をやる人が多かったです。私も現役のときはその1人でした。できるだけ語句の問題でたくさん点を取ろう、と完全に誤った認識をしていました。「正誤問題=無理」というイメージを友達も持っていたらしく、日本史の話になるといつも「正誤問題はできないよねぇ」と言っていたので、その度にとても不安になっていました。その不安から、正誤問題を解こうとして間違えるのが怖くなり、解けない自分を知るのが嫌で無意識のうちに解くのを避けていました。

私は現役のときは別の予備校で日本史を勉強していました。しかし小テストや模試の復習をしていなかったので、その予備校での学習を生かしきることができていなかったと思います。さらに史料と文化史は後回しにしていました。土屋先生の授業を受けてから、この史料と文化の2つは絶対に後回しにしてはいけないものだと反省しました。

春期講習は受講しませんでした。というのも、その頃私は現役のときに唯一合格したすべり止めの大学に入学し、実際に通っていたからです。そのあとすぐに、勉強しなおしてもう一度受験しようと決めて代ゼミに入り、土屋先生の授業を受け始めたのですが、春期講習から受けていればもっと落ち着いて浪人生活をスタートでき、要領よく勉強を始めることができていたのではないかと今では思います。

4月までの日本史の成績はどうであったか

高3のときの日本史の模試の偏差値は60~70ぐらいでした。その当時は自分でも日本史は苦手ではないと思っていましたが、ただまぐれで上手くいっていただけであって、今ではこの数字はすべてあてにならないものだったと思います。そして前述したように肝心な復習を怠っていたので、できないところをできないまま残してしまいました。これが現役時代に失敗した大きな要因だと思います。浪人を始めてから、模試というのは偏差値を知るためだけでなく、自分の弱いところを知って補強していくためにあるのだとようやく気付きました。

他の受験生の勉強法

自分でまとめのノートを作ってただ覚えていくという勉強をしていたようです。一度そのノートを見せてもらったことがあるのですが、覚えるべきところは赤ペンで書いてあり、一問一答のようにまとめてありました。ですがそれはインプットには向いたノートであっても、アウトプットには向いていないのではないかと思います。 また、その語句がどのように他の語句と関連するのか、どのような形式で問われるのか分からなければ後でやらなければならないことが増えると思います。次につながらない日本史学習は効果的ではないのです。

土屋先生は暗記には順序があり、その順序を守って学習を進めなければ効果が低いとおっしゃっていました。インプットだけでなく時期をみてバランスよくアウトプットの訓練をすることが重要だと何度も感じました。


土屋文明プロフィール

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