早稲田大学 人間科学学部 合格 男子
流儀 其の九 5,6月編
サクナビの効率性と受験勉強への影響
私がサクナビの効率性に気付いたのは夏期講習に入る前頃で、その頃に自分の勉強法を確立しました。
(1)まず、授業はかなり集中して聴きます。しかし、土屋先生の授業は速いので、授業中聞き逃す部分があると思います。聞き逃したら、プリントの端等に小さくその時の時間をメモします。
(2)授業が終わり次第自習室で録音したボイスレコーダーを聴きかえして聞き逃した部分まで早送りし、サクナビを仕上げます。
(3)そして、授業の内容を思い出しながら自分の中で思ったことなどをその単語の近くに書いときます。そうすれば、サクナビを見る度に授業をさらに思い出しやすくなります。
それを実感したのは夏期講習の期間が始まってからです。サクナビを使い始める前までは高校でもらった教科書に沿って作られた穴埋め式のプリントを使っていました。だから、教科書を見て用語集を見る癖がついていたのですが、夏期講習前にサクナビだけを見ておけば全て代用できるし、時間を効率よく使えることにきづきました。
史料などのページ数はチェックに使う以外の色を使ってリンクしやすいようにしていました。そうして自分だけのより見やすく使いやすいサクナビにしていくことによって学習効率が上がりました。
サクナビ学習の効率性以外に感じたこと
サクナビの勉強の利点はやはり第一に左右見開き1ページにその時代のことが凝縮されているため、ぱっと見るだけでいろいろなことを思い出しやすい点です。よく、ノートにいっぱい書きすぎるとかえって覚えにくいという人もいますが、学習がある程度進んでいくと、かえって同じ系統のものが違うページに書いてあることにストレスを感じますし、そもそも見にくくて覚えにくいというのであれば、ノートをA3に拡大コピーをするなどで解消できます。こうした工夫は土屋先生のホームページにも書いてありますし、受験生自身が学習法を確立する過程で気がつくと思います。
さらに、土屋先生は大学別、レベル別に単語を加えたり、削ったり、チェックを変えたりしますので同じ授業を受けていても受験する大学によってさまざまなサクナビが持てるところも利点です。
こうして私は夏期講習あたりからサクナビ学習に少し遅れながらもほぼ比例して日本史の成績は向上しました。この時、良いテキストを使うのも大切だけど、勉強の仕方を確立することは大切なのだと気づきました。
受験勉強でスランプがあったか。そのスランプをどう乗り越えていったか
日本史ではなかったのですが、夏期講習の終わり頃にスランプがありました。日本史の復習や講習会の消化をしている時にだんだん国語の成績が下がり始めてきたのです。教科ごとの学習バランスが悪かったことが原因だと思います。その時は一学期の授業の見直しをして気持ちを落ち着けることから始めました。
ゴールデンウィークあたりにはちょうど授業に慣れ始めたところなのでモチベーションは低下するどころか上昇しました。それは志望校への思いをわたしが一年間かけて忘れなかったからだと思います。
日本史の成績はどう推移したか
高校の時に日本史が得意科目だったのもあって、日本史の成績は受験勉強を始めたばかりの四月当初でも50後半でした。夏期講習前で60前後と「少し伸びたな」と感じることができ、秋頃からは60後半を維持することができました。この時「やはり自分の勉強方は間違ってはいなかった」と実感することができました。
受験と親
日本史学習をしていることについて両親に話した時は、「暗記は難しいだろう」とか言われてたんですが、「自分に合う先生見つけた」と話すと納得してくれました。
他の受験生の勉強法
高校の時の友達は教科書を見ながら穴埋め式のテキストに赤ペンで書き込んでそれをひたすらチェックシートで隠してみていました。暗記学習の常識にとらわれすぎて、自分の学習法をつかめないでいたと思います。
マイブーム
近くのコンビニで売っていた安いチョコレートを毎日のように食べていました。周りでは、ブラックサンダーというお菓子のチョコレートがはやっていました。