早稲田大学 人間科学学部 合格 男子
流儀 其の九 1,2月編
この時期、日本史学習(受験全般)で感じた不安
私は浪人してからずっと0時に寝て、6時に起きるという生活をしてきたのですが、1月になってからは0時には寝れるのですが、2時間ごとに目が覚めてしまい熟睡できなくなりました。 睡眠薬を飲もうかとおもうくらいひどく悩みましたが、副作用などで勉強に差し支えが出てはいけないと重い、薬には頼りませんでした。
結局センター当日もその症状が治らず、試験を受けましたが緊張感により眠気は来ませんでした。センターが終わってからは比較的に症状は軽くなりました。
普段から規則正しく寝ていてもこうなってしまうので、普段から睡眠が短い人は注意すべきだと思います。
1月、2月には日本史学習はどのようなことを行なっていたか
1月中は1学期、2学期ともに5回以上は通して繰り返し復習していました。 その復習の中で何回やっても思い出せなかった語句などには印かメモをつけておきました。
2月になると印やメモのついているものだけを集中して覚えることにしました。1学期の中では琉球史や蝦夷史が不安でした。時代別にやると途切れ途切れになってしまうので、夏期や冬期ののテキストがここに来て重宝しました。2学期の明治時代は非常に重要な人物が多く、さらにその人物が絡んだ出来事が多く感じました。一旦人物ごとに何をしたのか整理しておくと便利でした。
わたしは時代別の学習が基本だと思っていたので、冬期講習を受けた後でも時代別だけは完璧にするようにしていました。そうすることによって、冬期の復習がスムーズに進んだような気がします。
この時期の日本史の勉強は覚えることもそうですが、どういう形式で出題されてきてもいいように表面上だけで覚えないようにすることが大切だとおもいます。もちろん、レギュラー授業や講習のサクナビなどには土屋先生の指示によってそうした情報が全て書き込まれています。私はノートでしたがそうしたものを確実に抑えていくことがこの時期の学習で大切なことだと思います。
受験を申し込んだ大学、学部。また、日程などで気をつけたこと
関西大学(文、社会(メディア))
立命館大学(産業社会(メディア)、政策)
同志社大学(法、政策、商)
早稲田大学(商、社、人)
受験の日程は4日連続以上になると体力が持ちません。 わたしは2日受験して、1日空けるぐらいのペースをオススメします。また、申し込み期間などをよく調べておくことも日程を組むときの基本です。
試験会場に持って行ったもの。また、サクナビに書いていない語句が出てきたときに試験中どのように感じたか。また、その語句を調べて、サクナビに書き込もうとしたか
センターの日には、冬期講習の正誤問題の克服で間違えた問題を見直しました。一般の日には時代別のサクナビで間違いやすかった語句、項目を何度も確認しました。
そこを確認するだけで、自信が湧いてきました。早稲田の受験の日には冬期講習の早大予想問題演習の自分の受ける学部のところを穴の空くほど見ました。
日本史には自信があったので、全ての試験の後自己採点をしました。サクナビに書いていない語句もごく僅かですが出てきましたが、ほとんどの受験生はそんな語句を知らないと思い、サクナビにも書き込みませんでした。
試験に知らない語句が出て来ると、「あれ?」と一回思って若干鉛筆が止まります。
そして、その語句があるであろう時代別のサクナビを2~3回思い出そうとしますが、そんな語句がないと最初は割り切って捨てることが出来ません。 そこで一回飛ばして、最後まで思いつかなかったらサクナビに載っていないだろうと思い、その問題を捨てて他の問題でケアレスミスなどで点数をおとしていないかに細心の注意を払いました。
明日、志望大学に受験に行くあなたへのメッセージ
勉強中に信じるのは講師ですが、試験中に信じることができるのは自分のみです。
今まで習ってきたこと全てを思い出すことは試験時間内では出来ません。不安は誰にでも付き物ですが、不安を感じているからこそ努力できたのです。
もし今まで努力してきた自分に自信があるなら、試験問題を解くことに集中することによって感覚的にも思い出すことが出来るはずです。
わたしは受験を通して勉強以外のことでもいろんなことを学び、何が大切であるのかということも少しながら知ることができました。自分自身がとても成長することができた期間であり、今ではその期間を懸命に努力した自分に誇りを持っています。
受験生のみなさんも、これからいろんなことを学ぶ機会が待っています。
そのための第一歩として受験を乗り越えてください。