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早稲田大学政経学部 合格 男子
流儀 其の参 4月編

土屋先生の日本史講座を選んだ理由

まず、代ゼミを選んだ理由は「校舎がいい」「他予備校の受付の態度が悪かった」くらいのもので、適当と言っても差し支えないものでした。土屋先生の授業は春期講習と体験授業で初めて受けたのですが、その授業に惚れ込んだのは「スピード」「網羅性」「楽しさ」によるところが大きかったと思います。「この人に一年間ついて行こう」と決めたのも春季の頃でした。

先生の授業で最もありがたかったのはその「スピード」です。今まで、細かい部分が気になってしまい全然勉強がはかどらなかった僕にとって、先生の授業の速さは新鮮でした。「これなら必ず最後の時代まで終わる」という安心感がありました。しっかりと「終わり」が見えている勉強はやる気が出るものです。

土屋先生の授業を受けた最初の感想。最初のころのノートまとめ奮闘記

最初の頃のノートまとめで気をつけなくてはならないことは、授業でやった「順番」を意識することです。先生が覚えることを関連付けてくれるので、サクナビにメモしておくと後々効率よく復習できます。授業は楽しいので全く苦にならないのですが、授業でサクナビを忘れること、授業を休んでしまうことだけは避けましょう。四月、「一浪すれば第一志望校余裕。」などというふざけた考えが頭に浮かぶ季節ですが(僕もそうでしたが)変に油断するとあとで非常に困ります。本当に困ります。一つの授業で多くのことを教えてもらうので、休むと流れが途切れて覚えにくくなってしまいます。

また原因は不明ですが、受験に近づくにつれてだんだんサクナビの書き落としが恐ろしくなってきます。僕自身授業を休んだことは無いのですが、一度サクナビを持ってくるのを忘れてしまい、ノートに先生の言ったこととチェックの箇所を片っ端からメモするという大変なことになってしまいました。もちろん全部書ききれるはずも無く、少々サクナビに「穴」ができてしまうことになりました。復習の上で大きな障害となるので、休むのとサクナビを忘れることだけは避けましょう。メモが大変だという人は録音すると効果的です。僕も録音して復習に活用しました。ただし、電車の中とかで聞いて吹き出して変な人に思われないよう気をつけましょう。

4月までの日本史学習

高校時代、僕の日本史成績は上々で模試でも8割~9割をキープできていました(しかし落ちました)。その頃の学校では、「用語集を使って勉強するのが通」というのが風潮だったので、僕も用語集を使って勉強していました。それなりに、まじめに取り組んでいたつもりでしたが、方向性がまずかったようです。まず、用語集・資料集・教科書・ノート・参考書を目の前に並べて勉強していたのが致命的でした。レポートでも作る気だったのかと。また時代ごとに時間をかけ過ぎて結局最後の時代までおわりませんでした。土屋先生もおっしゃっていたことですが、勉強した情報が各教材に散逸してしまうことで復習の時にどこを見ていいのかわからず、結果同じことを繰り返して時間を無駄にしてしまうのです。英語や国語にかける時間も削られてしまいますし、さらにこの勉強法は上辺だけの達成感とすさまじい疲労感を伴います。

次に、受験生にありがちな「知識病」になってしまったことです。用語集に書いてあることを局所的に覚えることで他の受験生から一歩リードした気になり、早稲田に不要な知識と時間を費やしました。早稲田に必要なものがわかっていなかったこと、そして効率の悪い勉強法が敗因だったように思います。

4月までの日本史の成績はどうであったか

高校での僕の日本史偏差値は60~65くらいでした。一ついえることは、この数値が全く当てにならないということです。学校のテストもそれなりの点数だったのですが、早稲田の問題とは無関係と考えたほうがいいです。学校の友達からもすごいとか言われたりしましたが、蓋を開けると現役では早稲田は不合格。点数もひどいものでした。

他の受験生の勉強法

あまり他の受験生と交流が無かったので詳しくはわかりませんが、「土屋先生の授業以外にも受けたほうがいいよ」とか、「参考書いくつやったー?」というたわけの声は聞きました。でも合格者掲示を見る限りあまり受かってないような気が・・・。友達も「最後は自分だぞ」というよくわからない名言をはく始末。テンパリ過ぎだ。土屋先生の言ったところを自分でやるのは不可欠なことですが、変にオリジナリティを出すのはやめた方がいいと思います。実際先生のいった通りに勉強したら代ゼミ模試でも偏差値70は超えましたし。この一年間サクナビだけをやって早稲田に合格することができました。


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