上智大学 社会学部 合格 男子
流儀 其の参 11,12月編
この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと
この時期の勉強で一番不安に感じていたのは過去問を解いても満足いく得点を得られないことでした。いま思うと、まだ全範囲学習しきってないのに志望校の過去問で良い点数とるなんて気がはやかったなと思います。今の時期過去問を解いてみて一番大事なことは、「志望校の日本史はこういう風な問題があるんだな」と意識しておく事だと思います。
僕の場合、上智には特有の○×をつけさせる問題があって、過去問を見ておくことで「アレをできるようになんなくちゃいけないんだな」と、この時期からある意味腹をくくっておくことができましたね(笑)
それと過去問にはどうしてもサクナビに載っていない問題が出てきて不安になることがありましたが、「じゃあこいつも覚えてやろう」とサクナビの空いてる所などにわからなかった知識をメモしておいてました。結局その語句は本番では出ませんでしたが・・・。わからない問題にぶつかって、不安になっても良いことは何もないので、とにかく前向きに捕らえなくてはこの時期はやっていられないと思います。
この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか
1学期の復習はこの時期には一通りは終わらせてなければならないと思います。しかしこの時期特に近現代史がかなり大変になってきて、近現代史の復習ばかりしていると、ふと「1学期の内容忘れちゃったかもしれない」と不安になることがあると思います。しかし、「2学期の内容を復習していれば1学期の内容に不安を覚え、1学期の内容を復習していれば2学期の内容に不安を覚えてしまう」というのは当たり前です。ですから、2学期の復習しつつ時間に余裕が出た日に1学期の1つの時代を復習する。という具合に復習をしても十分間に合います。僕はそのような学習をしていました。
2学期は1学期に比べて特にサクナビが細かく感じると思います。ですから、大きめの紙にサクナビの全体像を書き写してインプットするようにしていました。特に江戸時代に関しては範囲が長いので、家康~綱吉、三代改革、幕末とだいたい3つの範囲に分けて復習してました。一番大変だったのが江戸時代の文化史でした。江戸時代の文化史だけ毎日いらない紙に書きなぐってました。
夏期講座の復習は文化史を重点的に復習しました。この時期くらいから日本史の勉強時間以外に文化史を勉強する時間を1日に30分~1時間ほど確保し、通年の文化史とともに夏期の文化史を一緒に復習していました。
冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想
冬期講習では「日本文化史の総整理」と「慶上青日本史問題演習」を受講しました。 やはり文化史はひとりで学習できないことを夏期に痛感したのと、直前期に時間を有効に活用したかったので迷わず受講しました。そしてやはり志望校の問題演習は絶対に受講したかったですね。実際の入試で本当に的中したので、もし受講していなかったら…という恐怖すら感じましたね(笑)
サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと
サクナビを使っていて不便に感じたのは、文化史などで少しサクナビより細かい知識を復習するのに、いちいち講習のテキストを開いて確認しなくてはいけなかった点でした。僕は文化史のテキストをコピーしたものをサクナビの該当個所に貼り付けてました。(藩校のところなど)
あとはサクナビの裏に書いたものは表面に書いてあることより定着しづらく感じたので、サクナビは拡大コピーし、余白を多くつくり、なるべく裏に書く内容を表面に書けるように工夫してました。
模試の成績はどうであったか。その成績は以前に比べあがっていたか
模試の成績はこのころは大きく変動することはなかったです。ただ、模試の成績に納得いくことはなかったです。最後のセンター模試ですら満足いかず、日本史は本当に最後の最後まで詰めていかなきゃいけない教科なんだと実感してました。実際僕が日本史に関して一通り勉強できたなと感じることができたのは志望校の試験2日前でしたね(笑)
日本史に関する流言飛語について
この時期流れる日本史に関する噂は受け流した方がいいと思います。
僕の頃は「○○塾の先生が今年は琉球沖縄史が出るって言ってた」という話を聞きましたが、「まずどこの大学のどの学部で出るかすら言ってないし、たくさん大学あるんだからそりゃどっかの大学では出るだろ」とまったく信じず、むしろその噂に流されてる人たちをバカだなぁくらいに思ってました。
この時期はとにかくそんな噂より、自分がまだ覚えきれていないと感じている範囲を完璧にすることを優先するのが賢明です。
「○○史が出る」と聞いたら、「まぁそこもヒマがあったらやっとくか」くらい気軽なスタンスで構えとくのが一番です。僕はもうこの時期から土屋先生と心中するつもりでしたので、どこぞの知らない先生と心中する気はさらさらありませんでしたね(笑)
受験生への応援メッセージ
この時期不安になることが、ますます増えると思いますが、日本史なら土屋先生、他教科ならその先生方の言うことを信じて勉強すればなんの不安を感じることはないと思います。あと少しです。4月に自分が志望校に通っている姿やサークルに参加してる姿などを思い描きながら勉強すれば一層勉強が進むと思います。今が踏ん張りどころです!!頑張ってください。