上智大学 法学部合格 男子
流儀 其の壱 1,2月編
この時期、日本史学習(受験全般)で感じた不安
この時期は受験が近づくにつれ、本番をイメージして問題演習をすることが多かったんですが、そのたびに、ちょっとでも出来ないとすぐに不安になりました。「一年間勉強してきたけれど、こんな問題を間違えるなんて自分には実力がついていないのでは」といった不安です。ちょっとでも悩むと、本番まったく問題を解けない自分の姿などすぐに悪いイメージが浮かんできました。
1月、2月には日本史学習はどのようなことを行なっていたか
1月と2月で勉強法を変えた人もいるようですが、ぼくは一切変えませんでした。4月に土屋先生の授業を受けはじめてからこの時期まで、日本史学習はひたすらサクナビの反復です。もちろん、受験が近くなるにつれ問題演習も多少行いましたがあくまでサクナビが軸です。サクナビを反復するうえで、回数を数えながらやっていなかったので何回復習したかはわかりませんが、日本史に割り当てた時間をほぼすべてサクナビにつぎこんだので相当の回数反復したと思います。ぼくの場合、一学期の分を復習するときは、文化史に不安があったので重点的に行いました。特に美術史は最後まで資料集とセットで学習するスタイルを変えませんでした。ぼくの第一志望の学部では江戸以降の範囲がメインで出題されるので、二学期の授業の復習は早いうちに終わらせていました。明治時代はたくさんの要素が絡み合っているのでとにかくテーマごとに学習するのが効果的です。そのため、ぼくは冬期講習講座はテーマ史を受講しました。2学期のサクナビで時代別のくくりで学習した後、テーマ史のテキストで各テーマの視点から学習するという勉強法で二学期のサクナビと冬期講習テキストを関連づけていました。
この時期、受験直前ということに焦ってたくさんの赤本を解きたくなる気持ちはわかります。けれどやっぱり最後はサクナビです。いろんなものに手を出したくなるのを我慢してサクナビの反復に全力を注ぐことが合格への最善策だと思います。
受験を申し込んだ大学、学部。また、日程などで気をつけたこと
上智(法)、早稲田(法・政経・一文・教育・商・社学)、横浜市立(国際総合)、明治(政経・文) ぼくの場合、「試験をうけて疲れる」ということが現役時からなかったため、日程はまったく気にせず出願しました。三連戦、四連戦は当たり前でした。
受験の前の日、当日に日本史でやったこと。試験会場に持って行った日本史関連のもの
受験の前日・当日にやったことはサクナビで、当日もっていったものもサクナビです。とにかくサクナビです。あと、日本史の語句を覚える時にひたすら書きなぐった紙の束も当日持っていきました。これだけやってきたんだ、という自信を持てるように。
試験が終わった後、日本史の自己採点をやったか。また、サクナビに書いていない語句が出てきたときに試験中どのように感じたか。また、その語句を調べて、サクナビに書き込もうとしたか
時間がもったいないので全部はしませんでしたが、試験中に自分の知識があいまいになってると感じた部分に関しては家に帰ってから確認しました。
また、試験中サクナビに書いていない語句が出てきたときは完全に無視しました。わからない語句で悩む時間があったら、他の問題で得点を稼ぐほうがはるかにいいからです。試験後にその語句を調べるといったこともしてません。その時間があるなら、サクナビの反復に使ったほうが合格に近づけるからです。
明日、志望大学に受験に行くあなたへのメッセージ
試験当日の電車の中でもサクナビをやってください。試験場に着いて自分の席に座ったらサクナビをやってください。「机の上にあるものをしまってください」と試験官に言われるまでサクナビをやってください。当日にやったって変わらないと思わず、悪あがきすることが大切です。英語と国語と違い日本史はその悪あがきがそのまま点数につながる可能性があるからです。日本史に関してはサクナビをやっていれば大丈夫。がんばってください。