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法政大学 法学部合格 女子
流儀 其の壱 1,2月編

この時期、日本史学習(受験全般)で感じた不安

この時期はとにかく不安で仕方がなかったです。国語と日本史は一年でだいぶ伸びたのに、結局苦手な英語は伸びきらず・・・。もはや何をしていいのかわからない状況でした。

センター前はなんだかんだ言っても、センターで滑り止めをとるという明確な目標があったため、英語の過去問を解いたりしていましたが、センターが終わると突然放心状態という感じでした。

第一志望の英語は太刀打ちできない、だけど他の受験校の英語は普通に解けちゃう・・・こんなのやってても意味がないんじゃないか、一体ここからどれだけ伸びるというのか、もう伸びないんじゃないか・・・と、考えても仕方がない不安だけでいっぱいでした。模試のB判定なんて全然信じられなくて、夏の、13時間席を立たずに勉強なんてやる気のある時とは全く逆で、友達から誘われては外にしゃべりに行って、自習室に戻ってまったくわかんない英語をやってみるか、国語の過去問をやってみるか、サクナビをやってみるか・・・不安すぎて、何をやっても空回りしている気がしてなりませんでした。 そういえば、私は現役のセンター当日、ノロウイルスに感染し、朝から5回嘔吐、熱が40°の状態で受験、無理したら翌々日に肺に穴があいて入院、手術というなんともいえない体験をしたのですが、本当に精神的にも体力的にもダメージをうけるので、風邪には気をつけてくださいね。もし自分にとってあまり重要でない入試ならば、思い切って休むことも大切です。

1月、2月には日本史学習はどのようなことを行なっていたか

1月は主にレギュラーのサクナビを通しで行きと帰りの電車で、授業の録音をききながらやり、自習室では不安な箇所(1学期では、古墳文化の渡来説話・保元の乱・平治の乱・武士団の成長・守護大名・織豊政権の主要貿易港・朝鮮出兵など)をしらみつぶしに確実に暗記するようにしていました。私の場合、分野というよりは個々の単語で抜けているところがあったので、不安なところは目立つ色で囲んですぐにわかるようにしていました。

2学期の範囲に関しては、4月から戦場で、9月からはコンプリートでやっていたので、特に不安になるところはありませんでした。明治時代は4月の、超やる気があって、まだ土屋先生の授業が新鮮なうちにおしえていただいたので、結構完璧だったと思います。しかし、「もうすぐ終わりだー!」ということで安心してしまい、実際戦後史(特に戦後の文化)は少し手を抜いていました。ここは覚えるだけでふつうに点数が取れてしまうので、ここをやらないのは損です。今すぐにやってください。

冬期講習期間は、主に冬期のテキストを使っていました。冬期のテキストをみながら、レギュラーのサクナビを思い出す。ぼんやりしていたら、そこは弱い分野なので、レギュラーのサクナビに戻るという感じでした。

2月はアウトプットばかりで、戦場の2学期のテキスト(だいたい6回くらいずつ)と早大予想問題(3回くらい)、HPの史料問題(この時期は1回を解いていました。2月は今までの知識を自分の中でしっかり体系化する勉強をするといいと思います。そうすることで、自分の抜けているところがよくわかるので。

あと、眠れぬ夜の土屋の日本史のCDは必須です。今からでも買ったほうがいいと思います!!毎年この時期には販売終わってますけど・・・。

受験を申し込んだ大学、学部。また、日程などで気をつけたこと

成蹊大学<法-法律>・成城大学<法>をセンター利用。成城大学<法>全学部入試(2/3)、上智大学<法- 法律>(2/12)、明治大学<法>(2/14)、早稲田大学<法>(2/15)、法政大学<法>(2 /16)、早稲田大学<社学>(2/22)です。日程で気をつけたところは特になく、受けたいところを受けるという感じにしました。しかし、私はセンターの日本史でひどい点を取り、成蹊<法>をおさえることができなかったので、第一志望だった慶應義塾大学<法-法律> (2/16)を諦め、法政を受験しました。私は慶應を受験しなかったことをそこまで後悔していませんが、やはりたとえ合格の可能性が低くても、第一志望は出来る限り受験すべきだと思います。後悔はしなくても、自分が受験から逃げてしまったような気持ちはこの後もずっと続きます。そのためにも、センター利用や全学部入試をうまく利用してください。

また、入試は本当にわからないものです。過去問では余裕の合格、模試でもA判定以外とったことがなくて、絶対合格だろうと思っていた明治大学で英語の問題形式が変わっただけで動揺し、泣きながら受験して落ちるという失態を犯しました。こういうときの気持ちの余裕のためにも滑り止めはきちんと受けておいたほうがいいとおもいます。

受験の前の日、当日に日本史でやったこと。試験会場に持って行った日本史関連のもの

前日は苦手な英語と古文は自信をなくしたらいやなので、日本史を中心に勉強していました。特に、戦場の2学期のテキストや、早大予想問題などを使いアウトプットの仕方の確認をしていました。

入試には、一年で一番使い込んだ日本史の戦場のサクナビが入ったファイルと冬期のテーマ史・文化史を持って行きました。当日はあまり時間がないので、戦場のサクナビだけを中心に見ていましたが、何かを確認するわけではなく、ただぼーっと眺めて一年間のことを思い出したりしてました(笑)

あとは日本史の試験がはじまったときは、必ず表紙に『人生の興廃此の一戦に在り 一層奮励努力せよ』という土屋先生のサインを書いて気合いをいれてました。

試験が終わった後、日本史の自己採点をやったか。また、サクナビに書いていない語句が出てきたときに試験中どのように感じたか。また、その語句を調べて、サクナビに書き込もうとしたか。

入試期間中は、自己採点は面倒なのでしませんでした。なんとなく不安な語句はサクナビで確認しましたが、そんなのは全体を通して1問くらいで、基本的に問題はすぐに捨ててしまいました。試験中に知らない語句が出てきた記憶はあまりありません。というより消去法などで意外とすんなり解決してしまう場合が多かったので、気になりませんでした。せっかく冬期でアウトプットの練習をしているのですから、それを最大限に利用すれば怖いものなしですよ☆あったとしても、問題演習で捨てる勇気は鍛えられていたのでさっさと飛ばしてました。ちなみに私はわからない問題が出てきてそれが記述のときは、どうせ出来ないんだから変に迷って時間を割くよりは効率いいし、縁起もいいだろうということで「土屋文明」と書いてました(笑)仮にそれが人名じゃなくても。そんな問題、数校に一つですよ。その一問が出来なくて不合格なら、それは受験学力全体が足りないだけです。

もちろん、そんな語句も試験で文章に出てきた語句も調べることはしませんでした。…まぁ、用語集も教科書も持ってなかったんで調べようがなかったんですけど(笑)

それと、受験会場にはいろんな人がいます。例えば上智大学で後ろに座っていた人は、日本史が終わったあと大声で自分の答えを言い、簡単だと言い張っていました。ちらっと見ると、見事に最初から20問全て私と答えが違うという衝撃の事実で、このときはさすがに動揺し、サクナビで確認しましたが全てあっていて安心しました(^Д^)この経験から、受験会場では周りに惑わされてはいけないなぁとつくづく思いました。

明日、志望大学に受験に行くあなたへのメッセージ

まずは受験を目前に控えている君たちへ。
苦しかったですか?それとも、毎日楽しかったですか?もう出来ないってくらい頑張れた人も、自分は本当はもっと出来たはずだと思う人も、もうすぐ受験は終わります。土屋先生を信じてやってきたのなら、みんなは確実に他の人より有利なところにいます。これは断言できます。だって、私自身が、現役の頃とは比べものにならないくらい自信を持って全ての問題に答えることが出来るようになったから。

どんなに辛くても、どんなに苦しくても、今までやった一年間のことを思い出して、ベストを尽くして大学に合格してください。あなたの合格を心より祈っています。

次に、受験を終えた君たちへ。お疲れ様でした。入試を終えて、今どんな気分ですか?私は勉強しなくていい毎日が気持ち悪くて、サクナビとかやってました (笑)緊張してうまくいかなかった人も、うまくいってすっきりしている人も、あとは合格発表を待つだけですね。A判でもB判でも落ちてしまうのが入試です。落ちたからって悲観的になることはありません。なぜ大学に行きたいのか、その目的がはっきりしている人、大学のあとのことがしっかり見えている人はきっと大丈夫です。受験は終わったけれど、本当の勝負はこれからです。大学のブランドに安心することなく、自分の目標を見失わず、夢に向かって確実にステップアップしていってください。

最後に、浪人生の君たちへ。
おめでとう!!!!!!!いい経験をしたのではないでしょうか(^ω^)?

私は浪人して本当にたくさんのものを得ました。心の底から尊敬できる人(ちなみに土屋先生w)にも出会えたし、本気で自分の夢について考えて、大学に入ってからも頑張っている仲間を得ることができました。色々な考えも知ることが出来ました。私は今、今までの人生の中で浪人した一年間が一番楽しかったと胸を張って言えるし、浪人して本当に良かったと本気で言うことができます。現役のころは最初、偏差値が27しかなくて大嫌いだった英語(今でも嫌いだけど)。でも浪人して大学に入って、逃げてたって仕方がない、嫌いだからこそやらなければならない、と思い英語研究会というサークルに入りました。きっと現役で大学に入ってたらこんなサークル入らなかったと思う。浪人したことは本当にいい経験でした。これから、浪人した一年間より大学生活のほうが充実していたし楽しかったと心から言えるように頑張るので、みなさんも頑張ってください。

いつかどこかで会えることを楽しみにしています。
今までこの合格体験記を読んでくれたみんな、稚拙な文章ですいませんでした。少しでも役に立てたならこれ以上うれしいことはありません(;ω;)

みなさん、絶対合格して土屋先生に報告してくださいね!


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