青山学院大学 国際政経学部合格 男子
流儀 其の四 9,10月編
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夏に日本史を学習した反動やその克服法
夏休みの目標が達成出来たことで、気持ちが緩んでしまった部分は確かにありました。それでも2学期の授業はやってきます。復習は授業を受けたその日にやるというスタンスはとにかく死守しました。後は大好きな科目である英語を3時間くらい勉強して、その合間に日本史の勉強を挟んだりしていました。これで緩んだ気持ちを乗り越えたのだと思います。
しかし、受験での日本史は暗記科目ですからいくら覚えたと言っても、やらなければ忘れてしまいます。土屋先生のサクナビを何回も繰り返すことで僕が実感したのは、語句の関連付けがされているので、とにかく頭の中で再現しやすいのです。例えば模試で、「江戸時代の農業で正しいものを選べ」という問題があるとします。そしたら頭の中で江戸時代の農業史のページを思い浮かべ、正しいものを選びます。反復する回数が多ければ多いほど、正確に思い出せます。復習する際に江戸時代の農業史だけを勉強するのではなく、鎌倉、室町、江戸時代の農業史を関連させながら勉強するのです。各時代、何がどう変わってるのかを意識しながら勉強することで確実に覚えることが出来ます。サクナビはそれらを効率良く学習できるようにつくられているのです。
9,10月は模試やその後の模試の復習の時に、聞かれている問題だけではなく、そこに関連するものをすべて関連させておこなっていました。ちなみにこれは農業史だけではなく、全てに当てはめることが出来るのがサクナビのメリットだと考えます。
1学期までの復習は終わっていたか
何度も復習をしていても、やはり文化史は忘れてしまいます。1学期から土屋先生がおっしゃってたことですが、代々木ゼミナールから配られる資料集の文化史の写真をコピーして、ルーズリーフに貼ってサクナビに挟んでおくのが良いと思います。写真と名前を関連させることで、一層覚えやすくなります。
後は文化史も関連付けをすることです。例えば平安時代に「東大寺○○像」「東大寺△△像」があるとします。鎌倉時代には「東大寺☆☆像」があるとします。こうゆうときは前述したように「東大寺シリーズ」で覚えましょう。別々にやるのではなく、平安時代に東大寺○○像があったけれど、鎌倉時代にも東大寺☆☆像があったなあ、と関連させることで、圧倒的に暗記がしやすくなります。 是非やってみてくださいね。それでも文化史は最後まで苦労しました。早めに早めにやっておくことが大切です。1学期の段階である程度反復することを強くオススメします。土屋先生は授業の度に文化史と史料学習を行なえと指示されると思います。
ちなみに通史の復習はほぼ完璧だったと思います。語句と語句、テーマとテーマを関連させながら勉強することに自信も持ち始めた時期だったと思います。もちろん日本史史料の学習も忘れずに。
夏期講習の復習と問題演習の是非
問題集はとくにやっていませんでした。というのも、代ゼミ本部校では土屋先生の早慶問題演習を受講することが出来たからです。正解出来たかどうかよりも、正解に至るプロセスを重視しました。しかも土屋先生は、不正解や解答不能に至プロセスも重要だと教えてくれました。
ある日本史の問題があるとしたら、「その問題の正解はどのページのサクナビを見れば出てくるのか」「どの語句とどの語句を関連づければ解答できるのか」を意識して解説を聞いていました。自分で問題集をやっても、どうゆうプロセスで解いた(解けなかった)かを意識出来ない人は問題集を解くのはオススメしません。まだ問題集をやる段階ではありません。サクナビの反復回数を増やすべきだと思います。
2学期の学習と1学期の学習の兼ね合い
2学期の学習時間にウエイトをかけていました。2学期の授業の方が新しい知識のわけですから定着が低く、当然のですが、2学期の範囲の日本史を多くの時間を使いました。このようなことができるのも、8月までに1学期の範囲をほぼ完璧に暗記できたからだと思います。おそらく土屋先生はこのことをを見越していたのでしょう。だから夏期の講座に近代史をおかないとおっしゃっていましたので。
1学期内容は電車の移動時間や、授業の休み時間を使って1学期のページを開いては確認していました。時間は上手に使った方が良いです。隙間時間を使ってサクナビをやっていた人ほど、成績が良い気がします。
近現代の学習について
代々木ゼミナールのカリキュラム上、2学期のコンプリート②は大正時代から始まるので戸惑いを覚えましたが、土屋先生が背景をしっかり説明してくれたので、すんなりと学習することが出来ました。後は何と言っても2学期は昭和経済史が山場だと思います。現役時代はまったく理解することができなかった経済史も土屋先生はとても分かりやすく教えてくださいます。経済史が苦手な人でも得点源にすることができます。
近代史は授業を録音して、何度も録音を聴きなおして、土屋先生の説明を自分が再現出来るようにして下さい。そうすることで理解も深まると思います。経済史の授業は録音必須ですよ。
この時期にサクナビ学習で役立ったこと
去年とは全く違う形で勉強出来ている自分に気付きました。サクナビを中心にして暗記の仕方に少し工夫を加えることで、こんなにも暗記がしやすくなるのか、と実感しました。ぜひ、土屋先生の指導を受けた人は僕のやり方を参考にして欲しいなと思います。
模試の成績
5月に物凄く上昇してからは、とくに上がることもなく、下がることもありませんでした。
コンスタントに80点以上は取れるようになっていました。 代ゼミの模試の範囲はそれまで授業で行なった範囲ではない、先の時代まで出題されていますので、教わった範囲内であれば9割以上の解答ができていたと思います。模試の復習はさきほども書いたように、問われている設問の解答だけではなく、その語句に関連するものを他の時代を含めてすべて関連させておこなって下さい。
他の受験生のこの時期の文化史の学習
土屋先生のレギュラー授業を受講していない友人は夏に文化史を一気に習ったので復習が全く終わらないと言っていました。そのままズルズルと引きずっていた彼は直前期に、「俺は文化史が出ない大学を受ける」と言っていましたが、センター試験でさえも文化史を聞いてくるのに、もったいないことだなと思いました。いうまでもなく文化史は頻出の分野です。
他の受験生は日本史学習をどのように進めていたか
夏前に見た現役生たちは相変わらず一問一答をやっているようでした。効率が悪いですが、土屋先生の授業を受けていなければ、それしかやりようがないのだと思いました。 この時期で文化史や史料の学習していないにも関わらず中途半端な一問一答の学習を続けるのは時間を無駄だと思います。
センター試験を受験するつもりであったか
センター試験は受験するつもりでした。滑り止めの学校を抑えたかったからです。現役時代にもセンター試験を受けていたので、仕組みは学校から教わっていましたので戸惑うことはありませんでした。初めてセンター試験を受験するのであれば、仕組みをしっている職員やチューターに相談して下さい。
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