早稲田大学 政経学部合格 男子
流儀 其の十九 1,2月編
この時期、日本史学習(受験全般)で感じた不安
現浪通じてセンターの国語がどうしてもうまく得点に結びつかない、という問題がありました。かなりの量を解いては分析しましたが、本番でも失敗。「国語で落ちたらどうしよう」といった恐怖がかなり大きかったです(しかし、センターへの練習を通じて、いつの間にか読解のスピードが急上昇していたので、一般入試には有効でした。)。
1月、2月には日本史学習はどのようなことを行なっていたか
1学期、2学期、講習に限らず、いつも反復していたので、具体的な回数は覚えていませんが、新たな知識を入れる必要があまりない分、復習内容は濃いものとなっていました。1月の前半は流れの再確認、センター後は頭に入った流れを前提にして、過去問で「取れる問題で満点を取る」のに抜けてしまった知識、特に文化史を徹底的につぶしていきました。
明治時代の内容は、それまでと比べて複雑なので、ただ年表どおりに覚えてもあまり効果がありません。学期の授業にプラスする形で冬期講習に受講した土屋先生の『日本史の戦場 近現代政治・経済・外交テーマ史』の授業はとても役立ちました。講習講座は時代別の知識を関連づけることで、理解を深めることで学習効率を高め、効果的に学力を上げていくための講座であると痛感しました。講習講座はきちんと受講したほうがいいと思います。
必ず政治「だけ」を勉強するのではなく、ある有名な出来事に対して、「それがきっかけとなってできた作品は何だろうか」といった風に、マインドマップのように攻めて勉強するのもこの時期では特に必要です。入試問題は非常に入り組んで作られてかつ、答えは基本的な語句だったりするのです。
受験を申し込んだ大学、学部。また、日程などで気をつけたこと
上智大学 経済学部経営学科 一般(×)
立教大学 社会学部社会学科 経済学部経済学科一般(○)
中央大学 総合政策学部政策科学科 センター利用単独(×)・併用(○)・一般(○)
青山学院大学 国際政治経済学部 国際経済学科 一般(○)
早稲田大学 政治経済学部経済学科一般(○)
日程に関しては最後の3日間が早稲田大学であること以外は連続することはありませんでしたが、結構1日だけでも精神的には疲れるので、あまり連続させないほうがいいと思います。最初の一般試験である上智大学は、はっきり言ってキケンです(笑)
試験会場に持って行ったもの。また、サクナビに書いていない語句が出てきたときに試験中どのように感じたか。また、その語句を調べて、サクナビに書き込もうとしたか
前日はサクナビで通史と、今まで解いてきた過去問に書き込んだ情報を見なおしました。通史の確認が終わると「ここまでやったんだ」と自信がわいてきました。
当日はサクナビと土屋先生の史料集『眠れぬ夜の土屋の日本史 史料と解説』を持って行きましたが、もっぱらサクナビの苦手分野、具体的に言うと江戸時代をずっと見ていました。
本番の入試では「解けたはずなのに」といった問題、すなわちサクナビでやったはずの語句に関してはすぐに確認しました。そういったものに限って他の入試でも出たりするものです。知らない語句に関しては後回しにして、最後に、だいたいの見当をつけて解答し、放置しました。後回しにした分のここでマークミスだけは絶対に避けたいものです。あと、問題の見直しも丁寧に行ってください。意外と平凡な字で間違いを犯したりするものです。
明日、志望大学に受験に行くあなたへのメッセージ
第1志望だった早稲田大学の政治経済学部に通っているわけですが、実は商学部も社会科学部(得点開示により判明したのですが、1点未満で落ちていました)も不合格でした。入試は最後まで何が起きるかわかりません。私はあまりきれいな合格の仕方ではありませんでしたが、4月の初心を常に忘れず、ぜひ最後まで力を抜かずに全力で取り組んでください。そして一問一問を丁寧に解いて下さい。
それでは、キャンパスで待っています。