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上智大学 法学部 合格 男子
流儀 其の四 11,12月編

この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと

おおまかに3点あります。
上智の過去問を解いてみたら(11月上旬)5割ぐらいしかできなかったことです。しかし、これをきっかけに日本史に対する意識がかなり変わったと思います。過去問をまだ1度も解いてない方はどんな感じかを掴むぐらいの意識で1~2年分解いてみてください。

2点目は某予備校友達の詳細なノートを見るたびに若干不安を覚えていたことです。周りが気になって仕方ないという人もいると思いますが、受験はまず自分に勝つことです。

3点目は2学期のコンプリートにはめげそうになったことです。ただ時間は平等に過ぎていきます。やるしかありません。踏ん張り所です。

この時期になると目の前の安心を求めがちですが、大切なのは“当日”です。ここまできたら土屋先生、サクナビ、そして自分自身を信じぬきましょう。また、暗記とは思い出し(復習)の繰り返しだと思います。“当日”覚えていればいいのですから忘れてしまう事を恐れないで下さい。忘れたら思い出せばいいだけです。

この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか

1学期、夏期の復習はやり出すときりがないので私の場合時間で区切って、約90分(30分3セットぐらい)を目安にやっていました。11月は1学期のコンプリート(文化史を除く)、夏期講習(文化史)の録音(1.5倍速再生)を利用しながら約20日間で1週しました。あとはこの復習により苦手だなと感じた部分に多めに時間をかけ復習をひたすら繰り返しました。基本的な流れは頭に入っていると思うので無理に時代順にやってはいませんでした。また、2学期の授業がある日はそちらが優先なので行っていませんでした。

2学期の学習に関しては、平日はその週にやったことをただひたすら繰り返し、土日はその週の復習を減らし、苦手と感じたところ(江戸時代の商業、経済史、社会運動など)を中心に復習していました。復習の際、少しでも曖昧な部分(授業を頭で再現できない部分)があった場合は録音したものでチェックしていました。意識していたことは毎回テーマを持ってやることです。例えば「流れ」「語句の暗記」「リンク」などです。情報量が多いので全部いっぺんにやろうとすると大変です。ただ重視する部分の意識を変えるだけでも違います。時間は約60分です。授業日は録音をもう1度フルで聞いていたので180分ぐらいです。

また2学期の文化史に関しては1日約30分程時間を設け復習していました。そして注意点ですが、史料を確認すべき箇所は毎回きちんと確認して下さい。

冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想

「近現代政治経済外交テーマ史」「文化史の総整理」です。2学期の復習の手助けの為にとりました。テーマになっているため、知識を整理するにはもってこいで、復習の効率が間違いなく上がります。テーマという違った切り口で学期の復習が講習にあるのが土屋先生の日本史の良い所です。自分でやった方が早いと思っている方はいないと思いますが、是非こうした講座を利用してください。ちなみに私は2学期の知識が自分の認識よりも定着していないことを実感し、良い機会だと思い5日間徹底的に2学期の復習を行いました。

大学別の対策講座は他教科との兼ね合いで取れませんでしたが、過去問や市販の問題集を使い演習するぐらいなら、間違いなく土屋先生の講座を受講した方がいいと思います。
講座を選択する時ですがしっかりシュミレーションして下さい。日本史の中の優先順位もありますし、他教科との兼ね合いもあります。取りたいものではなく、必要なものを取ってください。

サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと

1ページ当りの情報量が異なるため、単に1日何ページといった基準で復習するのが若干難しいことでした。私の場合は区切りを自分でつけて復習の基準にしてしまいました。例えば、コンプリートの場合1,2学期①②それぞれ7回にわけてしまい、2週間で1周できるようにしてしまいました。ちなみにこのやり方をやったのは講座が全て終わった1月からなのですが(笑)

模試の成績はどうであったか。その成績は以前に比べあがっていたか

この時期初めて偏差値が下がり、逆にかなり気が引き締まりました。ただ成績がよくても悪くても同じです。必死に勉強するしかありません。

日本史に関する流言飛語について

沖縄返還何周年だから琉球史が危ないぞというのを耳にしました。根拠のない情報に惑わされず、確かなものを信じてください。そして、ここまできたら信じるべきは土屋先生です。覚悟を決めましょう!

受験生への応援メッセージ

今目指している大学は全国何万人もの人が目指してくるのですから、いちいちへこんでいるような人を大学側は求めてないと思います。「もう無理」とか「自分なんてこんなもんだよ」とか思っている人は今すぐ受験をやめた方がいいと思います。
あと約3ヶ月。受験は人生の中で最も平等なチャンスです。これまでの後悔をいかし、焦らず諦めず粘り強く、必死になって下さい。3ヶ月必死になれればできないことなんてないはずです。頑張れ!


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