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上智大学 文学部 合格 男子
流儀 其の弐 9,10月編

夏に日本史を学習した反動やその克服法

日本史に限らず9,10月は精神的にも疲れがきていたので、全ての教科において疎かになりがちでした。多分この時期はほとんどの浪人生は中だるみしてしまう時期だと思います。

だからこの時期をいかに乗り切るかが今後の勢いを決めると思います。僕は勉強法や生活環境を少しフレッシュにすることで乗り切りました。この時期は我慢の積み重ねや勉強の飽きが精神的にくる時期なので、自分の周りを一度フレッシュにすることで新しい気持ちで再発進できると思います。例えば、僕の場合は今までの苦手科目克服中心の勉強スタイルから、得意で好きな科目を更に伸ばす勉強スタイルにしてみたり、生活では今までの下着とか全部捨てて新しいのにしてみたり(笑)

1学期までの復習は終わっていたか

1学期までの復習は夏休みに大筋終わらせていたので、9,10月は通史をしながら細かいところを掘り下げていきました。1学期の復讐は3~4回は繰り返していました。1~2回目で大まかな流れを、3~4回目で細かなところまで覚えるようにしてました。ただ文化史は手薄だったので、前回紹介したノートの左ページにサクナビの覚えたい個所を写し右ページに穴埋めを書きコピーする方法で1日10~20分くらいを毎日繰り返してました。

1学期までの苦手な分野は文化史と経済などのテーマ史でした。これもまたサクナビや講習のテキストから手薄な箇所をノートの左ページに写し右に穴埋めを作りコピーして毎日自分で小テストを繰り返してました。1日10分を1週間も繰り返せばその分野は完璧になりました。

夏期講習の復習

講習の復習は苦手な文化史を中心にしていました。さすがに1学期の復習や2学期の授業もあるので、全てに手をつけるのは時間的に無理だったので、自分の苦手分野を重点的に復習してました。1日10~20分程度ですが毎日欠かさずに繰り返してました。1日でどっさりやるよりそのほうが定着します。

問題演習の是非

問題集は“日本史100題”と“攻める日本史近現代”を使ってました。ただ近現代はまだサクナビでやってないのでどこが重要かわからず少し効率が悪かったように思います。

2学期の学習と1学期の学習の兼ね合い

僕は毎日1学期と2学期の習ったところまでのサクナビを約3~4ページ分を3~4時間くらいかけて勉強してました。それにプラスして授業の直後と次の日に授業の復習を1~2時間かけてしてました。だから、内容によって時間は多少変わりますが、週3日は6時間前後、ほかの日は3~4時間くらいのペースで勉強してました。

近現代の学習について

近現代はなんといっても覚えることが多いです。特に内閣ごとの政策や思想史や労働運動などはややこしいの一言につきます。ただ機械的に丸暗記すると相当骨が折れますし非効率的です。土屋先生の授業ではサクナビを使っていろいろな出来事を関連づけて覚える方法を教えてくれます。土屋先生の授業をよく聞き、何回も復習すること、これが一番の合格への近道です。僕は授業を受けた後で、ややこしい箇所をいつもの方法でノートにまとめて穴埋めにして毎日小テストを覚えるまで繰り返してました。

この時期にサクナビ学習で役立ったこと

サクナビ学習の利点と言えば何といっても出来事を関連付けて覚えることができることです。ただ暗記するのではなく理解できるようになります。実際にこの国で起きたことなんですから、そこには何らかの関連性があるわけです。サクナビを使えばその根本から学習できるできるので、よりおもしろく効率的に日本史を学習できました。そのように勉強してたおかげで、本番ではたとえ答えがわからない難問があっても当時の時代背景や人物の立場や思想、日本の方針などや前後の出来事の関連性から考えれば解ける問題も多々ありました。

模試の成績

日本史の模試の成績は夏よりも少し上がり安定してきました。ただ成績が良ければ油断してしまうので、良くても悪くても気にしませんでした。自分のしていた勉強法に自信を持っていいんだと思うくらいでした。とにかく自分が立てた妥協なき計画通りに進んでいればそれでOKです。直前で急に伸びる人だっています。

他の受験生のこの時期の文化史の学習

土屋先生の授業では何度も文化史を早めからやるように言われるので、それは必ず守ることを勧めます。土屋先生の授業を受けてない人は文化史を後回しにする人が多いですが、後になればなるほど近現代や過去問の勉強が大変で、文化史はどの試験でも必ず出題されるのに、結局は手薄のまま本番まで行ってしまってたみたいです。

他の受験生は日本史学習をどのように進めていたか

これは他の予備校に通ってた頃の自分の話なんですが、他の予備校ではテキストの大事な語句と思われる箇所にマーカーや赤線を引き、ひたすらテキストを丸暗記してました。関連付けや歴史の流れもへったくれもありません。丸暗記です。しんどかったです。嫌になって飽きます。別の参考書に手を出します。中途半端にやって終わります。日本史嫌いになります。そんなデフレスパイラルでした。丸暗記は一問一答形式には強くなりますが、実際の試験ではそんな問題はたくさんは出ないし、きっと出題者もそんなものは求めてないと僕は思います。もっと歴史的な思考力求めていると思うし実際にそういう問題がトップ私大の日本史では多々出ます。そう考えれば土屋先生の授業やサクナビは本来全ての日本史受験者がとるべき王道なのかもしれません。

センター試験を受験するつもりであったか

僕はセンター利用で滑り止めを考えてたのでセンターは早めから受けることを決めてました。チューターやすでに受かっている友人から色々な情報を聞いて受験校も決めました。日本史に関してはセンター対策は全くしなくても、私大用の勉強がきちんとできていれば満点が狙えます。


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