土屋文明の映像・音声教材の使い方
① 土屋文明の授業を受ける
代々木ゼミナールの『詳説日本史講義』または『共通テスト日本史』の私の講義を受講して下さい。
これらの講座は、授業の初日に、教室で補助教材が配布されます。この副教材は私のオリジナルの教材で、サクナビクスといいます。授業前に配布されるので授業開始前には教室内にいるようにして下さい。2回目以降に出席する受講生は教務窓口でサクナビクスを受け取ってください。映像・音声教材はサクナビクスを使用した講義に最適化されています。もっとも効率かつ効果的な学習をするのであれば、私の講義を受講して下さい。
② サクナビクスの単元(まとめられた箇所)ごとに映像・音声教材を学習する。
サクナビクスでは1学期の学習項目を42単元に分割し単元ごとにYouTubeで音声教材が提供されています。授業で進んだ単元を音声教材で学習するだけで知識が定着します。
②-1 映像・音声教材での学習進め方(その1)
授業終了後、できるだけ早くサクナビクスを見ながら該当する単元を音声教材で数回聞き流して下さい。ここでは聞き流しだけを行って下さい。聞き流しながら、その歴史語句は、「サクナビクスのどこの場所に書いてあるか」、「どのように問われるのか」を確認して下さい。ここでは、問題とサクナビクスの解答の関連づけもおこなっています。問題の答えがサクナビクスのどこにあるのかをその都度確認して下さい。慣れてきたらYouTubeの設定でスピードを1.5倍にして聞いて下さい。
この学習は、初回から3周目までは必ず行って下さい。なお聞き流しは5周目からは行う必要はありません。
②-2 映像・音声教材による学習の進め方(その2)
いよいよ演習です。サクナビクスを見ないで、音声の問題を聞いて解答して下さい。詳説日本史講義を受講している人は記述で解答して下さい。なお、共通テスト日本史を受講している人で共通テストのみで日本史を使用する人は記述で解答する必要はありません。
教材では問題のあとにすぐに答えを言いますので、答えられなかった語句に後から見て自分でわかるようにチェックを入れてください。最初から完璧をめざすと時間がかかりすぎますので、これを数回繰り返して7割強から8割程度とれるようになったら、レコーディングシートにその日の日付を書き込み、次の単元へ進みます。
レコーディングシートとは?
映像・音声教材によるサクナビクスの学習を可視化するためのアイテムです。レコーディングシートは、詳説日本史講義ではサクナビクスの巻末についています。単元がコンスタントに8割とれるようになったら、レコーディングシートにその日の日付を書き込みます。
そしてここからが重要です。8割解答できるようになったら、一定期間その単元を勉強してはいけません。最初に8割とれたら3日間は同じ単元をやらないでください。2周目は4日、3周目は5日と、周回を重ねるごとに間隔を空けていきます。最大10日程度間あけても大丈夫です。10周目を過ぎたら10日間以上の間隔を空けてもいいです。間隔を空けて学習する時には、次に学習を行う日付を書いておくと忘れずに学習ができます。例えば、5月1日に縄文時代までの単元を8割とれるようなったら、レコーディングシートには5/1とその右に3日後の5/4を書き込みます。5月4日に8割とれたら、右にシートには5/4の右に4日後の5/8を書き込みます。これをやっておくと、単元が増えても、朝レコーディングシートを確認するだけでその日に何をやるのかが分かり、学習の管理が楽です。
②-3 映像・音声教材による学習の進め方(その3)
では、間隔を空けている日は何をするのか?もうお分かりだと思います。授業で進んだ新しい単元の学習の聞き流しと問題演習を行うのです。間隔は最大10日開くので1学期12回の授業だと後半に多少ブッキングする日もありますが、各単元が均等に学習できて、暗記のムラや抜けがなくなります。
さあ、初回の授業を受けてサウナビクスと映像・音声教材の効率性を体感して下さい。
日本史講師 土屋文明