2017年度の学校法人代々木ゼミナール及び提携サテライン予備校の大学受験科及び現役コースで詳説日本史講義を受講予定の皆様にご連絡します。
学校法人代々木ゼミナールの選択・単科講座である詳説日本史講義の講座で使用されるテキストが今年度から全面的に改定されました。
改定コンセプトは、「生徒に寄り添うテキスト」です。
皆さんは、大学受験を経験した先輩方が塾や予備校でもらう日本史テキストを活用して日本史学習をおこなっていると思いますよね。でも、実際は板書やプリントを中心に授業がおこなわれているので、テキストはほとんど活用していないのです。せっかくあるのだから使おうと思っても、授業とは違うまとめ方だったり授業進度に合っていなかったりで本当にやりづらい。で、結局受験勉強を始めて数か月もするとテキストを利用しなくなってしまうのです。
もちろん、塾や予備校にはテキストが無くても実力派の)講師がオリジナリティあふれる講義で皆さんを合格へと導いてくれます。ですが、講義のオリジナリティが強ければ強いほど、汎用性の高いテキストは皆さんには使いづらくなっていくわけです。
私たち日本史科講師と代々木ゼミナール教材センターの日本史担当者は、講義前後(もちろん講義中でも)にテキストを活用することで学習効果を高めることができないか、そうしたテキスト作りができないかを会議で何度も話し合いました。その会議時間は30時間にも達しました。守秘義務があるので会議の内容はお話しできませんが、その会議のなかで「生徒に寄り添うテキスト」というコンセプトが生まれました。このコンセプトに従って作成ガイドラインを決めてテキスト作成に取り掛かりました。
しかし、これは思っていたよりも大変な作業となりました。
そもそも代々木ゼミナールが出している既存の日本史テキストでも十分質が高いわけです。それを改定してより高品質のものを作ろうというわけですから、私を含めテキスト作成担当者は大変なプレシャーの中でのテキスト作成を行いました。
今年度に学校法人代々木ゼミナール及び提携のサテライン予備校で日本史を受講される受験生の方はこのテキストを活用して一層の学力向上をめざして下さい。また、これから塾や予備校で大学受験勉強をしようと考えている皆さんも代々木ゼミナールでお会いできることを楽しみにしています。私は皆さんの日本史の成績を簡単に引きあげることができます。
日本史講師 土屋文明